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日本橋

Travel

UpdateFebruary 27, 2018
ReleaseFebruary 27, 2018

*再開発される伝統の町
お江戸日本橋。日本橋地域は、江戸時代、重要な陸路と水路が交差する輸送ターミナルとして、経済・文化の中心地であった。その象徴である日本橋は、全国に延びる五街道の起点であった。
日本橋を起点に、南に東海道、北に奥州街道が延びていた。
商人の町、日本橋。そこの呉服問屋のお得意様は、大名の奥方や、女中などだった。
現在、日本橋の上には、首都高速が押しかぶさるように走っている。日本の工業化、高度経済成長の別の側面をそこに感じるのは、考えすぎだろうか。
ともかく、現在の日本橋は2005年までをメドに、再開発のまっただ中だ。伝統を残しつつ、これから日本橋はどうなっていくのか、探索に出かけよう。


*日本橋の北側
日本橋は、1603年に架けられ、それ以来「江戸の象徴」として人々に親しまれてきた。現在の橋は、1911年に完成した石造橋で、重要文化財として国から指定されている。1604年、五街道の整備により、日本橋は、旅人など全国各地から集まった人たちであふれ、江戸随一の賑わいをみせた。
明治時代になり、橋の中央が国内諸街道の起点に定められ、現在も7つの国道の基点となっている。道路中央部には、日本国道路元標の銅版が埋め込まれている。
さて、三越本店が見えてきた。日本橋三越本店は、1673年、呉服の越後屋として創業した、日本最古の百貨店である。威容を誇る現在の建物は、1935年に完成した。本館正面玄関は、ライオンが守っている。ここは、待ち合わせの人でいっぱいだ。1日に3回、パイプオルガンの音色が響く。
このあたりは、老舗が多い。山本海苔店は、1849年に海苔の専門店として創業した老舗。かまぼこ、半ぺんの老舗、神茂。日本橋鮒佐の「元祖佃煮」は140年の歴史を誇り、多くの食通に愛されている。伊場仙は、和紙・竹製品を扱い、江戸後期は、浮世絵の版元として有名だった。お洒落な扇子や団扇を選べるだろう。日本橋貝新は、400年以上の伝統を持つ佃煮の老舗。300年の歴史を誇る鰹節の老舗は、にんべん。由緒ある老舗は、長く続いているだけあり、いい仕事をしている。訪れてみる価値はあるだろう。
今は築地に移ってしまったが、昔、魚市場は日本橋にあった。江戸時代、江戸城に収めた残りの魚を日本橋で売るようになったところから始まったといわれる。江戸時代、江戸の人口は爆発的に増え、魚の消費量も増え続け、魚市場も発達し続けた。魚市場のほかにもあらゆる産物がここ日本橋に集まってきていた。東京中の繁栄が一ヶ所に集中し、今の繁華街からでは想像もつかないほどの賑わいだったことだろう。魚市場発祥の地であったことが刻まれた「魚河岸記念碑」が建っている。
さて足を日本銀行本店本館に向けようか。この建物の設計者、辰野金吾は、東京駅も設計している。ネオバロック様式の石造建築で、重要文化財である。重厚な雰囲気をかもし出している。常盤橋は、都内で唯一現存する石造りアーチ橋。常盤橋と日銀本館を並べて見れば、重厚な歴史の重みを感じるだろう。
日本銀行貨幣博物館は、お金の博物館。日本の貨幣の歴史やエピソードを紹介している。約4000点の貨幣を見ることができて面白い。また世界中の紙幣を見ることができ、絵柄や色が全然違うのが、とても興味深い。


*日本橋の南側
1831年に呉服店として京都に創業した高島屋。日本橋での開店は1933年。クラシックな雰囲気が特徴。
丸善は、書籍・文具・洋品雑貨を販売する。丸善本の図書館は、本に関する本を集めた図書館。丸善ビルの屋上にあるレストラン マルゼンの一番人気メニューは、ハヤシライス。お昼は行列ができる。2004年9月に丸善は丸の内本店ができ、1952年に建てられた日本橋のビルは2007年までに改築されるそうだ。ハヤシライスは丸の内本店でも食べられるそうだけれど、日本橋もこうして変わっていくんだな。
和紙の老舗、榛原。色とりどりの和紙そのものや、和紙で作られた大小さまざまな製品が販売されている。和紙は、伝統的な日本の模様もあれば、モダンなデザインもあり、選ぶのが楽しい。和紙で作られたランプシェードも目をひく。お土産をここで選ぶのもいいだろう。ちなみに1986年にはクイーンのフレディ・マーキュリーがメンバーと共に来店し、ロンドンの豪邸に使用する壁紙を約100万円分(英国への送料込み)買って行ったとか。
凧の博物館も楽しい。オムライスが美味しい、洋食の老舗「たいめいけん」の5階に凧の博物館はある。日本・世界各国の凧、非常に小さな凧、巨大な凧、立体的な凧、などいろいろな凧が展示されていて、興味はつきない。
さて、そろそろ疲れてきた頃だ。甘いものが欲しければ、榮太郎か、山本山へ足を向けようか。榮太郎總本舗は、江戸和菓子の老舗。店内にある榮太郎喫茶室では、お茶と和菓子がいただける。小倉みつ豆がお奨めらしい。山本山は1690年から続くお茶の老舗。玉露の元祖でもある店内の浮世絵に囲まれた喫茶室では本格的なお茶とお菓子をいただける。セットメニューのお菓子は、「うさぎや」のどら焼き、銀装カステラ、「長門」の羊羹など、日本橋の老舗のお菓子を選んでいるのも嬉しい。
ゲームやキャラクターに興味があるなら、ポケモンセンターへ行ってみてはどうだろうか。ポケモンカードはもちろん、食器、ぬいぐるみ、ビデオ、DVD、スタンプなどの雑貨など、大人気のポケモングッズがたくさんある。
2004年3月、日本橋にCOREDO日本橋がオープンした。COREDOとは、英語で核を意味するCOREと、江戸(EDO)をつなげた造語。建物はガラス張りで近未来的な印象。個性豊かなテナントが入っている。


*日本橋これから
現在、日本橋では三越が新館を新たに建築中。超高層ビル「室町三井新館」(仮称)が建設され、マンダリン・オリエンタル・グループが「マンダリン・オリエンタル、東京」として日本・東京初進出をする。これにより、国際感覚豊かなビジネスマンや観光客が日本橋地区を訪れるようになる。今後の日本橋は、伝統的な老舗と国際感覚が融合し、新たな賑わいが期待できるのだろうか、楽しみしたい。