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北千住

Travel

UpdateFebruary 27, 2018
ReleaseFebruary 27, 2018

東京の下町情緒を味わいたいなら、北千住を歩いてみるのはどうだろうか。駅前は大型ビルが立ち並ぶこぎれいな町並みだが、駅から少し歩けば東京・下町の雰囲気があちらこちらに残っている。観光地とはちょっと違う、東京の新たな魅力をきっと発見できるだろう。


*日光街道と宿場町
北千住駅西口を出て、少し歩けば旧日光街道にぶつかる。右方向に曲がれば、宿場町通り。このあたりは、江戸四宿のひとつ「千住宿」の中心だったところで、本陣跡の碑や高札場の跡など旧跡があちこちに見られる。ちなみにあとの三宿は、品川、内藤新宿、板橋。
通りに入るとすぐ提灯の専門店が目に入る。しばらく進むと、公園の一角に千住宿の門が再現されている。宿場町通りをさらに進むと、江戸時代に建てられた横山家住宅。街道に面して間口が広く、奥行きが深いのが特徴だ。横山家の向かいには、江戸時代より代々伝わる絵馬屋の吉田家があり、今も千住絵馬を作り続けている。横山家のすぐそばには「槍かけだんご」で有名な「かどや」。みたらし団子と餡団子が人気の老舗の団子屋。さらに通りを進むと、荒川土手に出る手前に名倉医院が見えてくる。江戸時代に使われていた建物はまるで時代劇のセットのよう。史跡としても保存されている。昔の建物を見ながらぶらぶら旧街道を歩けば、気分はまるで江戸時代の旅人。


*千住大橋
千住大橋は、徳川家康が江戸に移ってきて最初に隅田川に掛けた橋。江戸時代には、東北諸藩60家以上が参勤交代のためこの橋を渡り、松尾芭蕉が奥の細道を書くにあたり、東北に出向いた際も渡ったそう。が、江戸の名所も今は何の情緒もない鉄筋コンクリート作りになってしまっている。松尾芭蕉が奥の細道の旅に出るため深川を出発し、舟から上がって歩き始めたのがこの千住大橋付近だった。大橋公園には、記念碑「奥の細道矢立初めの碑」が建てられている。
「やっちゃ場通り」と呼ばれる通りの両側に並ぶ建物には、「元青物屋」「元乾物屋」など、ありし日の屋号の看板が掛けられていて、かつて青果市場があった当時の町並みが想像できる。通りの中央には「千住宿歴史プチテラス」があり、蔵作りの建物内が資料館になっている。


*町並み
町の中には路地も多い。ふと目を上げれば、煙突が目に入る。北千住には銭湯が多いのだそう。路地の奥にひょっこり銭湯がある風景も見られる。
赤い山門で有名な勝専寺には立派な閻魔像が奉られていて、毎年1月と7月の15・16日に開かれる閻魔詣でで見ることができる。


*アクセス
JR・地下鉄の北千住駅から。2005年8月、東京の秋葉原と茨城県つくばを45分で結ぶつくばエクスプレスが開通し便利になった。北千住駅は、JR常磐線・東武伊勢崎線・東京メトロ千代田線・日比谷線に接続する、1日の乗降客数は約163万人にもおよぶ東京北部有数のターミナル駅。