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はこだてクリスマスファンタジー

Travel

UpdateFebruary 21, 2018
ReleaseFebruary 21, 2018

この冬、函館に熱い視線が注がれている。2010年12月4日に東北新幹線が新青森まで全線開業する。津軽海峡線に乗り換え南北海道の中心都市・函館までがぐんと近くなる。津軽海峡に突き出た函館は函館山の斜面に扇状に開けた独特の形をしており、坂の多い街でもある。歴史・異文化・温泉・自然・夜景・食などコンパクトな町の中に様々なものが凝縮されている。そんな函館の冬の魅力を紹介しよう。


はこだてクリスマスファンタジー

昨年開港150周年を迎えた函館は、今年も訪れる人を楽しませてくれるイベントが目白押しだ。注目のイベントは「2010はこだてクリスマスファンタジー」。1998年に始まったイベントだ。姉妹都市のカナダ・ハリファックス市より毎年寄贈される巨大なもみの木に約5万個の電球が飾られ、函館港を彩る。12月1日(水)~25日(土)まで行われ、期間中は、毎日午後5:50からツリーの点灯式が行われ、花火が打ち上げられる。クリスマスイルミネーションと花火が幻想的な世界を作り出す。

幻想的な世界とはいえ、季節は冬。夜ともなれば冷え込みも厳しい。クリスマスファンタジーの会場では、函館の名だたるお店がスープバーを開設する。腕によりをかけたオリジナルスープをいただこう。
ボランティアたちがサンタクロースの衣装を着て登場したり、巨大なウォールアートも展示される。
有料の函館バスクリスマスファンタジー号も運行される。JR北海道は12/4~25の金・土・日・祝日にSLはこだてクリスマスファンタジー号を運行する。

元町

函館市内の観光には市電が便利だ。末広町駅で下車し、基坂(もといざか)を登り、旧イギリス領事館を左に見て、元町公園に到着する。明治から昭和初期まで函館奉行所や開拓使が置かれていた跡地に造られた公園で旧北海道庁函館支庁庁舎があった。
元町公園に隣接する旧函館区公会堂は1910年に建築された木造の洋館で港を見下ろす高台にある。
海を見渡す八幡坂(はちまんざか)は、ロケーションの素晴らしさからドラマ、CMや映画の舞台としてもしばしば登場。坂上から函館港を望む光景は函館観光のハイライトのひとつだ。
元町周辺には函館ハリストス正教会、カトリック元町教会、日本聖公会函館聖ヨハネ教会などの教会が点在している。エキゾチズムと歴史の香り溢れる元町には展望のいいカフェや20世紀前半に作られた建造物を利用した飲食店や土産物店も多い。

日本屈指の夜景

クリスマスファンタジー会場の函館ベイエリアから臨む港の夜景もお薦めだが、函館山から見下ろす夜景は函館観光のハイライトだ。市電十字街駅で下車し、徒歩10分ぐらいで函館山ロープウェイ山麓駅に到着。山麓駅から125人乗りのゴンドラに乗りこみ約3分で山頂駅に到着。標高334mの函館山頂上展望台からは海に挟まれた扇状の函館の街並みが一望でき、ロマンチックに浮かぶ夜景はイタリア・ナポリ、香港と並び世界三大夜景のひとつ称される。
夜景を見るなら、日没後30分~2時間ぐらいが夜景観賞に適した時間。22時以降は街のライトアップが消え、光の数が少なくなってしまう。

五稜郭公園・湯の川温泉

幕末期に造られた洋式城郭・五稜郭の史跡が五稜郭公園として一般開放されている。今年7月には江戸幕府が設置した箱館奉行所が当時の工法で再現され、注目を集めている。ひときわ目立つのが五稜郭タワー。2006年、高さ107mの新タワーが完成。展望室から眺める星型の城郭が五稜郭の名の由来でもある。春は1600本の桜(ソメイヨシノ)や藤、冬はイルミネーションなど四季を通じて色々楽しめる。

1653年に開かれ、北海道内屈指の規模を誇る湯の川温泉。泉質は塩化物泉でリュウマチや神経痛に効果があるといわれ、函館市街や空港からも近いので日帰り温泉施設で楽しむこともできる。ホテルや旅館で宿泊し、温泉情緒をたっぷり味わい、宿にもよるが、客室や湯船から夜景や漁火を眺め、函館ならではの温泉気分を楽しむこともできる。

函館の食

函館の食といえば何といっても魚介。函館名産の新鮮なイカはもちろん、カニ・うに・イクラなどの魚介類をふんだんに使った自慢の食堂やレストランがたくさんあり、それぞれが味・鮮度・ボリュームなどを競いあっている。函館駅そばには有名な函館朝市があり、約300の店舗がならぶ大型市場では、朝一番に水揚げされた新鮮な魚介や野菜、果物が店頭に並び早朝から活気に溢れている。市場内の食堂で新鮮な魚介を味わうことができる。
イカ料理、寿司、海鮮料理など鮮度抜群の素材を使った料理や北海道ラーメンの代表・函館塩ラーメンが人気だ。函館っ子おなじみのご当地バーガー、ラッキーピエロのハンバーガーもお薦めの一品。豊富な種類、できたて熱々の味、食べ応えのあるボリュームで満足すること間違いないだろう。

その他のイベント

函館元町地区の3つの坂の並木にイルミネーションが雪や建物を照らし、ロマンチックな函館の冬の夜を演出する「はこだてイルミネーションファンタジー」は12/1~2/28。坂の上からは、函館港の幻想的な夜景がのぞめる。
五稜郭公園では12/1~2/27に五稜郭の堀1.8kmをイルミネーションで飾る「五稜星(ほし)の夢」が開催される。雪で覆われた五稜郭が美しい光の星となって函館の夜景に浮かび上がる。

意外に近い函館

東京から函館までの主なアクセス手段は飛行機と鉄道。飛行機だと羽田から約90分。空港から市内も近いため2時間強で函館に行くことができる。鉄道利用の場合、東北新幹線の新青森で乗り換え、特急利用で函館まで5時間台で到着できるものもある。また、2015年開業予定の北海道新幹線なら、新函館まで最速4時間10分と大幅な時間短縮が見込まれている。
冬の函館も見どころいっぱい。幻想の世界を求め、函館を訪れてみてはどうだろう。