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400年前の日本へ? 愛知でタイムトラベル!

Magazine

UpdateSeptember 3, 2018
ReleaseAugust 24, 2018

日本列島のほぼ中央に位置する愛知県。東京や大阪に次ぐ大都市である名古屋市を中心にしたこの地域には、世界に知られる産業や文化、ユニークなグルメなど魅力がたくさん。
とくに、戦国時代(15世紀中頃~16世紀中頃)以降、歴史の表舞台として栄えてきたこの地には、今でも古い街並みや伝統的なものが残っています。
新幹線が停車し、中部国際空港セントレアもある名古屋を拠点に周るのがおすすめです。

絢爛豪華な徳川家の威光

名古屋城
17世紀初頭に完成した名古屋城は名古屋市のシンボル。1603年から260年以上にわたり日本を治めた徳川幕府の、将軍家に次ぐ地位を持つ家柄である御三家筆頭、尾張徳川家の居城として栄えました。天守閣の頂上には金のシャチが輝きます。

2018年6月には、尾張徳川家の藩主の住まいであり政庁、そして江戸からきた将軍が宿泊した場所である、本丸御殿の復元が完成。豪華絢爛な内装で彩られており、他の城郭とは異なる近世の華やかな美術様式や、徳川家の権力・財力を感じられることでしょう。

より名古屋城の雰囲気を楽しむなら、「名古屋おもてなし武将隊」のパフォーマンスも必見。名古屋城で毎日会うことができます。

さらに、賑やかな城下町の雰囲気を感じ、名古屋グルメを舌で味わうなら「金シャチ横丁」へ。忍者アイスも可愛い!

徳川美術館
徳川家の生活や文化を感じるなら合わせて「徳川美術館」にも足を運んでみましょう。初代将軍徳川家康の遺品をはじめ、尾張徳川家の持つ美術品を、国宝9点を含め1万件余りも有する美術館です。名古屋城の二之丸御殿を部分的に復元し、その中に作品が展示されているため、当時の様子、そして美意識が分かりやすく感じられます。

愛され続ける秋の風景

香嵐渓
秋に愛知県を訪れるなら、豊田市足助地区の香嵐渓へ。11月頃には川沿いに約4,000本ものもみじが一斉に紅葉します。足助地区は18~19世紀の商家が多く残り、重要伝統的建造物保存地区に指定されているので、紅葉と合わせて街の散策も。

四季桜
豊田市ではさらに小原地区の「四季桜」も必見です。通常の桜は4月頃に一度だけ開花しますが、ここの「四季桜」は加えて11~12月上旬にも開花します。桜と紅葉のコントラストはこの地ならではの絶景。見頃の期間は足助地区と小原地区を結ぶバスも運行しています。

瀬戸に息づく陶芸の美

愛知県は世界的自動車メーカーTOYOTAがあることで知られますが、ものづくり、とくにやきものについても一級品の生産地。なかでも瀬戸市産の製品は質が高く日本中に広まったことから、陶磁器全般が「せともの」と呼ばれるほど。良質な陶土を産する瀬戸市では1000年以上前から生産がはじまり、その技術を受け継ぐ窯元や工房が今でも多く残ります。
瀬戸市は全国的にも珍しい陶器・磁器の両方の産地で、そのため多様な技術が発展しました。近年では伝統技法を現代風にアレンジする若手作家も登場。水野智路さんは伝統の“練り込み技法”を父から受け継いでユニークな作品を生み出しており、国内外から注目が集まっています。
他にも、やきもの博物館「瀬戸蔵ミュージアム」や陶芸や絵付け体験ができる工房、窯道具の廃材でできた幾何学模様が美しい窯垣など、やきものの魅力を感じられる場所がたくさん。
招き猫の生産もさかんで、「招き猫ミュージアム」には約5千点もの招き猫が大集合。

時代に没入、犬山の旅

犬山城下町
名古屋市から電車で約30分、犬山城下町は400年以上の歴史を持つ城下町です。国宝五城のひとつ犬山城は1537年に築城された、現存する日本最古の天守閣。名古屋城やほかの城と比べながら見るのも良いでしょう。

犬山城がそびえる城山の麓には三光稲荷神社が位置しています。犬山城主の守護神として街を見守ってきた歴史ある神社です。ここにある絵馬はかわいいハート型もあり、縁結びのご利益があると言われています。

城下町には17~20世紀の遺構を感じさせる場所も多く残っています。レンタル着物のサービスもあるので、着物で風情ある街を歩いてみませんか?街には手軽に食べ歩きできるグルメもたくさん。

博物館 明治村
時代は下って、「博物館 明治村」では近代日本の雰囲気が味わえます。明治時代(19世紀後半から20世紀初頭)をテーマにした野外博物館で、広い敷地の中に建造物が60棟以上も移築されています。学校や教会、夏目漱石など偉人の邸宅、そして監獄まで、散策しながら当時の日本を知ることができます。「ハイカラ衣装館」では明治時代風のドレスや書生服などユニークな衣装をレンタルでき、そのまま村内を散策できるサービスもあります(1日先着20名)。美しい近代建築を背景に、まるでタイムスリップしたような写真が撮れるかも。

食にも歴史あり…愛知グルメ

「なごやめし」と呼ばれる代表的なグルメのひとつは、味噌カツや味噌煮込みうどん、味噌おでんなど味噌をつかった料理。岡崎市では味噌づくりがさかんで、それが愛知の味噌好きのルーツだと言われています。

お土産物店やスーパーで買えるチューブに入った味噌「つけてみそ かけてみそ」なら、手軽に「なごやめし」を再現できるのでおすすめ。

ピリ辛味の手羽先も代表的「なごやめし」。もともとは昭和30年代(1955~1964)にある居酒屋がいつも使用している鶏肉が入手できず若鶏の代わりに手羽先を使ったところ、これが人気を呼んだのだとか。手羽先の骨をうまく外して食べられればあなたも名古屋ツウ!
ほかにも江戸・東京と京都や大阪の間に位置し、昔から東西の文化そして海外の文化も積極的に取り入れてきたこの土地らしい独特のメニューがたくさんあります。

名古屋から足を延ばせばまた個性豊かなグルメも。焼きそばといえばソースが一般的ですが、瀬戸市の「瀬戸焼そば」は醤油味。あっさりながらも豚肉の旨味が効いています。
豊田市やその周辺の郷土食は五平餅。米を煉って木の棒に付けてまとめ、炭火で焼いて味噌を塗った手軽な軽食です。地域によって形も味も少しずつ違うので、食べ比べしてみては?

ニュース!

愛知県は、長久手市の愛・地球博記念公園を「ジブリパーク」として整備することに。「となりのトトロ」や「もののけ姫」などスタジオジブリ作品の世界観を体感できる自然豊かな公園になる予定です(2023年3月までに開業予定)。

※このページの情報は2018年8月の情報です。