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歴史を巡る旅、水戸

Culture

UpdateOctober 24, 2018
ReleaseOctober 22, 2018

水戸は、近代から現代にかけて、時代の潮流に大きな影響を与えてきた場所。その足跡をたどるツアーに参加してきました。(2018年10月21日)
午前中は、ホテルレイクビュー水戸の会場で、米国・イェール大学博士研究員のマイケル・ソントン氏の講演。『アメリカの研究現場から見た明治維新と水戸』というタイトルで、幕末から明治以降、現代にいたるまでの水戸の歴史をご説明いただきました。

明治維新という『革命』において水戸や水戸学が果たした役割、政治史だけではなく思想史としての水戸学の研究など、興味深い話をうかがうことができました。

水戸といえば、江戸時代の水戸徳川家。二代藩主の徳川光圀公(1628-1700、水戸黄門という名で知られる)は、平均寿命が50歳と言われた時代に、73歳をいう長寿を全う。医食同源の思想に基づいて、食事には漢方を取り入れ、一汁三菜を基本として季節の野野菜をよく食べていたそう。光圀公が食べていただろうと思われる料理を現代人の味覚に合うように復元した料理が黄門料理です。
水戸市内の9店舗でいただけますが、今日は、偕楽園にもほど近く、千波湖畔に建つ、とう粋庵で黄門料理をいただきました。


ランチ「黄門料理」 3,500円(税別) 要予約
前菜 ご長寿前菜八点盛り
お造りは、鮮魚(ヒラメと真鯛)のお造りと大子産湯葉

揚げ物 納豆真丈磯部揚げと海老真丈五色揚げ
梅塩をつけていただきます。梅塩はピンクでとてもきれいな塩です。

主菜 まごころ豚のつゆしゃぶ 梅風味
出汁に梅肉を混ぜて食べます。やさしい酸味が豚肉や野菜によく合います。

栗の炊き込みごはん 香の物
秋の味覚、栗。

手づくりわらび餅と羊羹、奥久慈茶と一緒に出していただきました。
羊羹はチョコレートの羊羹です。

午後からは偕楽園へ。
偕楽園は第九代藩主 徳川斉昭公(1800-1860)が作った千波湖をのぞむ遊園で、日本三名園のひとつです。他の二つの後楽園(岡山県)、兼六園(石川県)が、大名が自分たちで楽しむための「庭園」であったのに対し、偕楽園は、藩主や藩士だけではなく庶民にも開放した「公園」だったというのが特徴だそうです。

表門から一の木戸を抜けると、竹林、杉、クマザサが茂る暗く静かな「陰の世界」が広がります。やがて進んでいくと、好文亭が現れ、見晴らしがよく開かれた「陽の世界」へ。斉昭公の、「陰と陽の相反するものの調和によって、万物は健全育成するという原理に基づき、人間もまた屈伸して身体や心の調和を図り、修養につとめよ」という精神にそって作られています。


好文亭は、徳川斉昭自らが設計した建物です。

三階からの眺めは格別です。

梅の名所として知られる偕楽園ですが、桜や萩など、四季を通じて様々な花を楽しむことができます。秋も二季咲き桜が咲きます。

旧水戸藩の藩校である弘道館は徳川斉昭公が開設した、日本最大級の藩校。学問と武芸の両方が重視されました。

尊攘の大きな掛け軸。

徳川光圀公によって開始され、250年に及んで編纂された歴史書、大日本史も展示されています。

その後、水戸藩の志士を祀る回天神社、常盤共有墓地をめぐり、水戸銘菓を取りそろえたお菓子夢工場も訪れ、日帰りツアーは終了しました。

梅の季節はもちろん、風光明媚な偕楽園は他の季節にもぜひ訪れたく、体に良い黄門料理もまた食べに来たいと思う充実した1日でした。