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B級ご当地グルメで楽しむ日本

Culture

UpdateFebruary 21, 2018
ReleaseFebruary 21, 2018

日常的に食べられる安くて庶民的、でもおいしい料理。それがB級グルメ。ラーメンや、お好み焼き、うどん、焼きそば、カレーライス、ハンバーガー、どんぶり物などである。その中でもご当地色が強く、安い、美味い、地元では当たり前、地元外の人には珍しい、といった条件を満たすものは、B級ご当地グルメと呼ばれ、各地の魅力を伝えてくれる存在として近年注目を集めている。

B-1グランプリ

2006年から毎年行われているB級ご当地グルメの祭典が「B-1グランプリ」。B級グルメを愛する組織、愛Bリーグに加盟した地域団体がその味を競う。一般の料理コンテストとは違い、B-1グランプリは、その地域の認知度向上も目指している。2010年9月に神奈川県厚木市で行われた第5回B-1グランプリでは46団体が出展し、2日間でなんと43.5万人が来場し各地の料理を楽しんだ。

本グランプリで、第1位の栄冠に輝いたのは「甲府鳥もつ煮」。ニワトリのもつを砂糖と醤油で甘辛く煮詰めたもので、山梨県甲府市の蕎麦屋で古くから食べられていた味だ。第2位は岡山県真庭市の「ひるぜん焼きそば」。ジンギスカンのタレやみそダレと具材に鶏肉を使用する。第3位は青森県八戸市の「八戸せんべい汁」。地元の野菜をふんだんに使ったみそ仕立ての汁に地元の南部せんべいを割って煮込んだものだ。

2011年のB-1グランプリは11月12~13日に姫路で行われる予定。

ブームの先駆け

B級ご当地グルメのブームを作ったのは、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」。第1回、第2回のB-1グランプリでゴールドグランプリを獲得した。独特の麺に、肉カス(脂が抜けた肉のチップ)や魚の削り粉がかかっており、この焼きそばを目当てに富士宮を訪れる人が絶えない。

東日本のB級ご当地グルメ

これに続けと各地のご当地グルメが名乗りをあげ、群雄割拠するB級グルメ戦国時代を迎えている。

青森県には、八戸せんべい汁の他にも多くのB級グルメがある。青森市の「青森生姜味噌おでん」。ツブ貝や大角天(薩摩揚げの一種)など独特の具の入ったおでんに生姜味噌ダレをかけたもの。黒石市の「黒石焼きそば」は、麺にスープをかけるのが特徴。十和田市の「バラ焼き」は、バラ肉と玉ねぎを醤油ベースの甘辛いタレでからめ、鉄板で焼いたもの。

秋田県横手市の「横手焼きそば」は、ソース焼きそばの上に目玉焼きが載り福神漬けがつくのが特徴。第4回B-1グランプリでゴールドグランプリを獲得した。ほかにも福島県浪江町の「浪江焼きそば」、群馬県太田市の「上州太田焼きそば」など、焼きそばはB級ご当地グルメの定番メニューとなっている。

新潟県糸魚川市の「ブラック焼きそば」は、麺がイカ墨で真っ黒に染まったユニークな食べ物。

神奈川県の厚木市には第3回B-1グランプリでゴールドグランプリに輝いた「厚木シロコロホルモン」。焼いたホルモンを各店ごとのオリジナルなタレで食べる。

静岡県はB級ご当地グルメの宝庫。「富士宮やきそば」を筆頭に、裾野市の「すその水餃子」、三島市の「みしまコロッケ」、袋井市の袋井宿「たまごふわふわ」などはB-1グランプリでも人気を博した。静岡市の「静岡おでん」は地元名産の黒はんぺんが入り、魚の削り粉や青海苔をかけて食べる。浜松市には茹でたもやしを添える「浜松餃子」がある。

西日本のB級ご当地グルメ

岡山県には、B-1グランプリでも常に上位に入る「津山ホルモンうどん」や、昨年第2位の「ひるぜん焼きそば」など人気のB級グルメが揃っている。広島県のB級グルメは、定番の「お好み焼き」のほか、辛みの効いた赤いスープにつけて食べるつけ麺「広島つけ麺」が人気。九州の北九州市小倉は「焼うどん」発祥の地。



今回はB-1グランプリを中心に紹介したが、今や全国各地に多くのB級グルメがある。ブームに乗じただけのものもあるので、「本物の」B級ご当地グルメを味わうには、事前にウェブなどで調べていくと良いだろう。食を通じ地域を元気づけているB級ご当地グルメを体験してみよう!