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駅弁 西日本編

Culture

UpdateFebruary 21, 2018
ReleaseFebruary 21, 2018

att.JAPAN 44号(2009.1.10発行)では東日本の駅弁を紹介しました。(http://www.att-japan.net/ekiben/に東日本編が掲載されています。)今回は北陸、中部、近畿、中国・四国、九州の西日本地区の駅弁を紹介します。

北陸・中部

北陸
日本海に面した北陸の駅弁は、魚介類を豊富に配した彩り豊かなものが多い。

*ますのすし
北陸本線 富山駅
今や駅弁の範疇を超えて有名になった富山名物だ。丸い木の容器に笹の葉をひき、酢めしをのせ、その上にピンク色のますを敷き詰め、笹の葉でくるみフタでしっかり押さえた押し寿司。付属のプラスチック製のナイフでケーキのように切って食べるのが一般的。富山駅ビルにもますのすしを売る店がある他、市内にはおよそ30店のます寿司の店がある。

*越前かにめし
北陸本線 福井駅
珍味として喜ばれる「せいこがにの卵巣」や「かにみそ」をほぐして炊き込んだご飯の上に、「ほぐし身」や「抜き身」を敷き詰めた、素朴でシンプルな駅弁。

中部
関東と関西の文化が混ざり合った中部。比較的はっきりした味付けが特徴。

*飛騨牛入牛しぐれ弁当
高山本線 高山駅
加熱式牛肉駅弁。黒い加熱式容器に入った弁当は、ご飯の上に牛しぐれ、椎茸、錦糸卵、ごぼう、紅生姜をあしらったもの。

*濱松うなぎ飯
東海道新幹線・東海道本線 浜松駅
うなぎの養殖で有名な浜松はうなぎの駅弁でも全国的に知られている。焼き加減の良い鰻が、うなぎのタレを混ぜ込んだ御飯の上に載り、漬物類と共に鰻の肝の佃煮が添えられている。

*びっくりみそかつ
東海道新幹線・東海道本線 名古屋駅
ご当地の名物・みそかつを駅弁にしたもの。中身はご飯と共に赤黒いびっくりするような大きさのみそかつが入っている。プラスチックのナイフとフォークが付属でついているのでかつを切りながら頬張る駅弁はボリューム満点。

近畿

薄めの味付けで知られる関西地方だが、駅弁のバラエティは豊富。

*八角弁当
東海道新幹線・東海道本線 新大阪駅
フライ物を使わず、煮物と焼き物中心に仕上げた弁当。穴子鳴門巻き・高野豆腐・昆布巻き・小切り茄子・小芋・蓮根など、関西風の薄味に仕上げ、八角形の折りに詰め合わせたもの。

*すきやき御飯
山陽新幹線 新神戸駅・東海道本線 神戸駅
すき焼のタレ(わりした)と具材で炊き上げたご飯の上に、国産牛肉をたっぷり盛付けた家庭の温もりが伝わってくる「あっちっち弁当」。容器は加熱式。

*柿の葉寿司
和歌山本線 吉野口駅
甘酢で締めた一口サイズの鯖や鮭の押し寿司を柿の葉に包んだもの。

*さんま姿寿司
紀勢本線 紀伊勝浦駅
細長いパッケージの中に酢めしの上に背開きのサンマが載っている。酢めしごと一口サイズにカットされているので、食べやすくさんまの酢〆の具合の良さが口の中に広がる。

中国・四国

瀬戸内の海の幸をふんだんに使ったメニューが顔を揃える。

*元祖かに寿し
山陰本線 鳥取駅
かに寿司駅弁の元祖と言われている。八角形の容器に入ったかに寿しは、因幡米の酢めしを覆い隠すようにかにのほぐし身とかに足が錦糸卵と共に敷き詰められている。

*いかすみ弁当黒めし
山陰本線 鳥取駅
5年ほど前に登場した新進気鋭の駅弁。竹と経木の丸いわっぱにイカ墨でほのかに黒く染まった、げその混じったご御飯の上に、柔らかい小イカが4ハイとイカ団子2個が一緒に載っている。

*桃太郎の祭ずし
山陽新幹線・山陽本線 岡山駅
郷土が生んだ物語の英雄・桃太郎の名を取り、ピンク色の桃の形をしたプラスチック容器を使用した駅弁だ。岡山米の酢飯の上に錦糸卵を敷き詰め、ママカリ・椎茸・えび・アナゴ・タケノコなどを散らしたちらし寿司。名前どおりの華やかな駅弁だ。

*しゃもじかきめし
山陽新幹線・山陽本線 広島駅
しゃもじ型の赤いプラスチック製容器に入っている。カキの出し汁で炊いたご飯の上に煮カキが載り、カキフライとカキのゆず味噌あえが入る、まさにカキづくしの美味しい駅弁だ。11月から3月の冬季限定販売。

*あなごめし
山陽本線 宮島口駅
全国にあなごの駅弁は色々あるが、日本一のあなご駅弁と評判の高い駅弁だ。1901年に登場。底が深い経木の長方形容器を使用し、餅米を一割混ぜてあなごのだしで炊いたご飯の上に、タレをつけて焼いた穴子がぎっしりと載っている。

*元祖ふくめし
山陽本線 下関駅
ふくの顔をかたどったユーモラスなフタをした円形のプラスチック製容器にふくの出し汁で炊いたふく炊込飯の上に、炊き物、煮物、焼き物、揚げ物、煎り物でふくを楽しめるよう、ふく唐揚、ふく炊身、ふく酒粕漬焼、ふくそぼろを入れ、中心にカニ爪を据えている

*阿波地鶏弁当
高徳線 徳島駅
茶飯の上に錦糸卵を敷き、鶏照焼を5切れ載せて隙間を鶏そぼろで埋める。鶏照焼は、品質保証のJASマーク付き徳島の地鶏「阿波尾鶏」を使用、低脂肪で適度な歯ごたえと甘みがある。

九州

各地の特色を活かしたバラエティ豊かな駅弁を楽しみたい。

*かしわめし
鹿児島本線 折尾駅
全国に数多い鶏飯駅弁のNO.1の誉れも高く、デパートで行われる駅弁大会では人気駅弁のひとつでもある。鶏肉の炊き込みご飯の上に、刻み海苔と錦糸卵とフレーク状の鶏肉(かしわ)を載せている。秘伝の材料と製法で炊かれたご飯は口の中で甘く溶け、絶品と唸らせる味。

*からしめんたい弁当
山陽新幹線 博多駅
博多名物辛子明太子を豪快に使ったご当地駅弁!明太子は「味のめんたい福太郎」を使い、筑前煮や唐揚げ、玉子焼き等が主役を引き立てる。『博多』を感じる一品だ。

*博多鯛ずし
山陽新幹線 博多駅
玄界灘で獲れた天然のれんこ鯛を特製三杯酢に漬けこみ、酢めしの上に敷きギュッと手押しした押しずし。上品な風味が楽しめる。

*角煮めし弁当
長崎本線 長崎駅
デビュー3年余りの新参の駅弁。長崎名物「東坡煮(とうばに)」(豚角煮)を炊き込みご飯の上にのせた、料亭のまかない飯から生まれたお弁当

*鮎屋三代
九州新幹線 新八代駅
日本三大急流に数えられる球磨川の焼鮎で出汁を取った炊込ご飯の上に、頭からかぶりつくことも可能な鮎甘露煮が載った駅弁。

*鮎すし
肥薩線 人吉駅
日本三大急流に数えられ川下りが楽しめる球磨川の鮎を使用。昆布で炊いた酢めしの上にわさびを挟んで、酢で一日間締めたやや固めの鮎を開いて載せている

*栗めし
肥薩線 人吉駅
赤い栗型のプラスティック製容器に切り干し大根の炊き込みご飯が敷かれ、山菜や煮物と共に甘い甘い人吉盆地産の栗がごろごろと載っている。

*椎茸めし
日豊本線 宮崎駅
鶏ガラスープの炊き込みご飯の上に、鶏そぼろと肉厚の椎茸スライスと錦糸卵を整然と散らす。この椎茸は干し椎茸を水で戻して煮汁で煮たもので、生椎茸そのままより風味が出る。


日本の駅弁。ぜひ一度ご賞味してはどうだろうか。