PIXARのひみつ展――アニメーション制作の裏側を覗いてみよう!
Culture
展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が2019年9月16日まで、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで開催されています。
ピクサーと言えば、『トイ・ストーリー』、『モンスターズ・インク』、『カーズ』など、数々の世界的人気なアニメーションを生み出したアニメーションスタジオ。
この展覧会では、ピクサーアニメーションの人気キャラクターがどうやって生まれたのか、アニメーションづくりの裏側やひみつを解き明かしています。
この展覧会は2015年からアメリカとカナダの8か所で開催され、大盛況でした。今回はアジア初の開催となります。
会場の中に入れば、格好いいポーズをきめたバズ・ライトイヤーが出迎えてくれます。他には、『モンスターズ・インク』のサリーとマイクや『インクレディブル・ファミリー』のエドナ・モード、『ファインディング・ドリー』のドリーなどの人気キャラクターも。もちろん、全て記念撮影OK!
この体験型の展覧会は実際のアニメーション制作の際のカギとなっている8つの工程に分けられています。
例えば、キャラクターのバーチャル3Dモデルを作る工程や、3Dモデルの体や髪の毛、衣装を本物のように動かす設計の工程など。これらを通して、ピクサーアニメーションを支える技法と科学について学べます。
それぞれの工程には、自由に調整のバーを動かしていいワークステーションが置いてあり、キャラクターの表情や動き、衣装などを変えることを体験できます。
腕の動きを変えてみよう!
ピクサー作品の冒頭に、跳ね回りながら登場するあのランプも自分で動かすことができ、これをもとにした短編アニメ制作の体験プログラムも用意されています。
ドリーが泳いでいる海中の世界の明るさを調整したり、色調を選んだり、波を動かしたりして、いろいろな遊びができます。
カールじいさんのリビングのミニモデルが置いてあり、ランプや天井の照明の明るさを変えたり、太陽光の色や明るさ、位置を変えたりすることによって、いろいろな雰囲気づくりができます。
ぼんやりした青っぽい光は部屋全体を暗く見せ、カールじいさんの顔に視線を集めて悲しみの感情を強調させるといった工夫を体験できます。
全てのワークステーションに、日本語と英語の音声解説がついてあります。
この夏、ピクサー映画に登場するキャラクターがどのようにして出来上がるのか、ピクサーの舞台裏をのぞいてみよう!
追記:
この展覧会の会場となっている「六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー」からの眺望は格別です!
展覧会を見終わったら、カウンターチェアーに座り、海抜250メートルからの東京景色を楽しみましょう。
【開催概要】
展覧会名:PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
会期:2019年4月13日(土)~2019年9月16日(月・祝)※会期中無休
開館時間:10:00~22:00(最終入場 21:30)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(森タワー52階)
アクセス:六本木駅(地下鉄)、麻布十番(地下鉄)
※このページの情報は2019年4月の情報です。