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「スペインの現代写実絵画」at ホキ美術館(千葉)

Culture

ReleaseJune 28, 2019

「スペインの現代写実絵画」展が2019年9月1日まで、千葉県のホキ美術館で開催中。

ホキ美術館スペインの現代写実絵画

ホキ美術館スペインの現代写実絵画
この展覧会はスペインのバルセロナにあるヨーロッパ近代美術館(MEAM)のコレクション59点を紹介するものです。MEAMは2011年に開館し、積極的に現代の具象作品(フィギュラティブ・アート)の展示を行っている美術館です。今回の展覧会はMEAMが所蔵する500点あまりの作品から選ばれた59点の写実絵画作品を日本初公開で展示するものです。これらの作品はすべて現役のスペイン作家によるものです。

ゴルチョ《眠らない肖像》2007年MEAM


ホキ美術館スペインの現代写実絵画作家キケ・メアナと彼の作品《マリナとマイルス》(2017年 MEAM)。1年をかけて仕上げた作品だそうです。


ミゲル・アンヘル・モヤ《マーメイド(人魚)》2016年 MEAM


絵画の左側には保存された標本、右側にはビクトリア様式の人魚の写真が貼られた戸棚の扉。作家によると、左側は「人間の左脳、倫理と学術的な思考」で、右側は「魔術的な思考、創造あるいは我々が倫理的、現実的と考えるものの限界を超えることができるもの」、という意図で描いたそうです。

ホキ美術館スペインの現代写実絵画作家マリア・ホセ・コルテスの作品《ジェネレーション@》(2015年 MEAM)

この絵画は二人の人物が映像チャットで通話しているパソコンの画面を描いています。緑色の文字と画面の画像が断片化したピクセルは画像の乱れを表現し、私たちの交流が時に正確さに欠けていたり、一部分だけであったり、コミュニケーションの「エラー」を表します。

ディノ・ヴァイス《メモリアム》 1993年 MEAM


他にも迫力のある作品がたくさん置かれて、じっくり鑑賞する価値があります。

ホキ美術館スペインの現代写実絵画
ジョセップ・フランセス・アナヤ《バチカンIV》2014 MEAM


ホキ美術館スペインの現代写実絵画左:カルロス・ムロ《コンポジション497》2006 MEAM
右:スサナ・ラヘル《無関心(火)》2018 MEAM


ミケル・アラサバル《危機》2009 MEAM


また、ホキ美術館自体も美しい芸術品。

ホキ美術館
世界初の写実絵画を専門に展示するホキ美術館は、千葉市最大の公園「昭和の森」に隣接し、自然豊かな場所の中にあります。最寄り駅はJR外房線の土気駅で、美術館までのバスもありますが、歩いていくことをおすすめします。所要時間は徒歩20分程度。ちょっとした散策気分が楽しめます。途中で時々鳥の鳴き声も聞こえます。

ホキ美術館2010年11月に開館したホキ美術館の建物には、5つの長い回廊があり、その中のひとつーーギャラリー1の先端30メートルが宙に浮いています!

ホキ美術館
この特殊な構造を持っていることが評価され、ホキ美術館は2011年に日本建築大賞を受賞しました。この宙に浮く部分は歩いていても揺れが気にならないように、制震構造になっているそう。


ホキ美術館エントランスにツンツン立っている鉄骨はオブジェにも見えます。


ホキ美術館美術館を入って、まず現れるのはミュージアムショップ。美術作品の関連グッズがズラリと並びます。


ホキ美術館白い壁の居心地良いギャラリー回廊。

照明は暖色と白色2種類のLED電球を使用されています。異なる色温度の照明を組み合わせることで、作品がより立体的に見えるそうです。


休日にホキ美術館で写実絵画の魅力を感じに行きましょう!


【開催概要】
展覧会名:スペインの現代写実絵画-MEAM
会期:2019年5月17日(金)~9月1日(日)
開館時間:10:00-17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日(但し8月13日(火)は開館、8月21日(水)休館)
入館料:一般1,800円 大・高校生・65歳以上1,300円 中学生900円
小学生以下は無料(但し保護者1人つき子ども2人まで)
ホームページ:www.hoki-museum.jp

※このページの情報は2019年5月の情報です。