facebook instagram youtube RSS

道東

Travel

UpdateFebruary 25, 2018
ReleaseFebruary 25, 2018


道東の魅力

大自然、美味しい空気、美味しい食べ物、広々とした大地


網走

オホーツク海に臨む港町。冬の流氷が美しい。美しい網走湖や能取湖の自然、国内最北端の刑務所である網走監獄でも有名。

*オホーツク海の流氷
日本では知床から稚内にかけての道東沿岸でしか見ることのできない氷の海。オホーツク海は南北約2000kmの細長い海で、冬はその80%が結氷し、見渡す限りの凍った海になる。道東沿岸はオホーツク海の最南端にあたり、世界でもっとも低緯度の海氷が見られる。
北海道のはるか北、全長4300kmの大河、シベリアのアムール河は大量の真水を海に流し込む。真水は海水より軽いので、海表面に広がり、氷点下1.7度で凍り始める。どろどろとした氷泥が生まれ、氷盤と呼ばれる円い形になり、それがぶつかり合ってふちのめくれた蓮葉氷が誕生。風に吹かれ、潮流に乗り、1000kmの長旅をしたのち流氷となって道東沿岸に押し寄せるのだ。
流氷観光のポイントは網走と紋別。紋別からは195人乗りの砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」、網走からは450人乗りの「おーろら」で観光する。砕氷船は氷に埋め尽くされたオホーツク海を氷を砕きながら進む。流氷観光にはひがし北海道エクスプレスバスが便利。

*あばしりオホーツク流氷まつり
2月中旬、1年でもっとも寒い時期に行われる。迫力満点の大雪像。夜にはライトアップされる氷像が美しい。

*博物館網走監獄
網走刑務所ができたのは1890年。不当であったが、中央道路の開削工事の労働力として囚人を収容するためだった。終身刑69人、無期362人を含む1200人が、当時総人口630の網走の町に送り込まれた。ロシア南下政策に備えた軍用道路として工事が急がれ、通常の4倍のノルマ。作業の囚人は2名ずつ足を連鎖で縛られたまま、深夜の12時、1時まで働かされた。過労と睡眠不足、乏しい食事で死者は200人を超えたという。そのほか、多くの北海道の幹線道路は受刑者たちによって開削された。第二次大戦の戦前・戦中は大物思想犯も送り込まれ、戦後しばらくは重罪人が多かったが、現在は短期刑が多い。自給自足を旨としていたので、味噌、醤油などの生活必需品はもちろん、田畑を耕し、自分たちが服役する監獄の建物も受刑者たちが自らの手で作り上げた。当初の刑務所は山火事の延焼で一部を除いて焼失。その後建てられたものは、老朽化で1973年に全面改築された。
約20の当時の建造物が博物館網走監獄に移築・保存されている。服役中の様子が実物大の人形で再現されている。鏡橋を渡ると、赤レンガのいかめしい正門が見えてくる。五翼放射状平屋舎房は、中央見張りを中心に、5棟が放射状に広がっている。中に入って見学できる舎房もある。好奇心とともに、ちょっとぞっとする空間だ。

*サロマ湖
ホタテやカキの養殖では日本有数の産地。珍しい高原性の野生植物も花を咲かせる。散策、サイクリング、釣りなど楽しめる。

*小清水原生花園
オホーツク海とトーフツ湖に挟まれた約8kmの細長い丘陵地帯。野生の花々が咲く自然の花畑。JR原生花園駅すぐ。

知床

日本の最奥地、手つかずの豪快な自然美。2005年には世界自然遺産に登録された。

北海道北東部、オホーツクと太平洋の間におよそ63km突き出す半島。中央には遠音別岳、羅臼岳、硫黄山、知床岳などの連山が貫き、山すそは断崖で海になだれ落ちる。知床とは、アイヌ語で「シリエトク」、地の果てるところ、という意味。滝や原生林、美しい湖沼。無数の野鳥や草花など手つかずの自然が残っている。
野生動物にも出合う。エゾシカと車の衝突事故がしばしば発生。道路のあちらこちらに「ヒグマに注意!」の看板。国内最大の陸上哺乳類。走るのが速く、川に入り、木にも登る。雑食性だが、どちらかといえば肉食が好みで、サケ、マスなどの魚や鹿、羊、鶏、馬など家畜、時には人も襲う。突然出合ったりすると身を守るために襲いかかるので、ばったり出合わないこと、万が一出合った時は冷静に目を離さずにあとずさり、驚いて騒がない、走らないことなどに気をつける。翼を広げると2m50cm近くになるオオワシは日本最大の猛禽類。オジロワシはそれより少し小さい。
半島には一周道路はないので、海上から知床の自然を見るのもいい。宇登呂港から出るボートは知床岬まで約3時間。海、滝、原生林、断崖絶壁、岩場など美しい自然を眼前に見る。オオジロワシやヒグマの姿も見られるかもしれない。

*知床五湖
原生林に囲まれた5つの湖。流れ込む川も流れ出る川もない神秘的な湖。水は湖底から湧き出し、湖底の岩を伝わって知床半島の断崖にしみだしているといわれる。5つの湖をめぐる2.8kmの遊歩道は所要約1時間。エゾジカを間近に見られるかも。周辺はヒグマの生息地で、出没することもあるので注意。単独行動は避けたほうがいい。

*オシンコシンの滝
国道334号沿いにある知床半島最大の滝。高さ80mほどの断崖を豪快に流れ落ちる。

*知床ファンタジア
知床の夜空に巨大なオーロラが揺らめく。1957年、知床の夜空に大規模なオーロラが出現した。このオーロラを再現しようと試行錯誤。夜空に麦わらの煙でスクリーンを作り、レーザー光線を投影し、ダイナミックで幻想的に揺らめくオーロラを再現。イベントやフォトコンテスト、流氷展示なども行われる。2月上旬-3月上旬。

*知床観光船 おーろら
海岸から200mもの断崖が続く知床半島。その海岸線を海から眺める。

釧路

道東の中心都市。釧路川河口に開けた港町。貿易などを行う商港でもあるが、全国1,2を争う漁港でもある。

*釧路湿原
面積2万9000ヘクタール、東京23区の約半分の広さの日本最大の湿原。その中を釧路川など数多くの川が蛇行しながらゆったりと流れる。手つかずの自然が多く残され多くの生き物も棲息。タンチョウヅルも有名。オオハクチョウ、カモ、ガンなど10種以上の水鳥が繁茂し、1980年国際湿地条約(ラムサール条約)の指定地になった。
西端に位置するのは、釧路市湿原展望台。1周2.5kmの木道もある。東側には細岡展望台がある。眼前には、湿原の中を釧路川が蛇行するように流れ、湿原内にある展望台の中で一番の眺望といわれる。遠くには阿寒の山々が広がり、夕暮れ時も美しい。
細岡展望台や湿原の東の方へ行くなら専用列車・ノロッコ号が便利。時速30kmでゆっくり運行。展望車両は大きな窓を上部に開け放すこともでき、湿原の雄大なパノラマを眼前に見渡すことができる。細岡展望台へは釧路湿原駅で下車。
屈斜路湖から発する釧路川は南へ蛇行しながら釧路湿原を抜け太平洋へ注ぐ。154kmのダムのない川としてカヌーイストに人気がある。

*和商市場
日本一の漁獲高を誇る釧路。新鮮な海の幸が安価で手に入る市場では、朝から伊勢のいい掛け声が飛び交う。勝手丼も美味しい。ごはんを買ったあと、鮮魚店を回って好きな具(ネタ)をのせてもらい、最後に店の人から醤油をかけてもらって完成。イクラやウニ、そのほか新鮮なネタがいっぱい。

阿寒

阿寒湖を中心とした、手つかずの雄大な自然。雄阿寒岳、雌阿寒岳がそびえ、登山やウォーキングで自然を満喫したり遊覧船に乗ったりして楽しもう。湖畔には温泉街がある。

*阿寒湖
雄阿寒岳の火山活動によって生まれた湖で、特別天然記念物のマリモが生息。豊かな原生林に囲まれ、自然探勝路もある。12月末から凍り始め、やがて全面凍結。毎日零下20度を超える厳しい寒さが続くが、氷上は冬の遊びを楽しむ人でにぎわう。ワカサギ釣りは釣竿、えさ、テントを貸してくれるので手ぶらでOK。釣った魚は天ぷらにしてもらい、揚げたてを食べる。スノーモービル、4輪バギー、歩くスキー、スケートなど1-3月末まで遊べる。
マリモの生態について紹介した施設、マリモ展示観察センターが阿寒湖に浮かぶチュウルイ島にあり、遊覧船で行くことができる。

*阿寒湖アイヌコタン(アイヌ=人間/コタン=集落の意)
北海道の先住民族であるアイヌの人々は、古くから阿寒湖にも住んでいました。現在、温泉街の一角に北海道最大のアイヌコタンがあり、約30軒ほど民芸品店が立ち並び、木彫りの熊や梟、アクセサリー、刺繍ものなど、各店オリジナル性のある商品が販売されている。民族舞踊場(オンネチセ=大きな家の意)では、通年を通し古式豊かな民族舞踊が公演され、10月から11月末日に掛けて、かがり火を灯し、幻想的に行われる「イオマンテの火まつり」野外公演も開催される。

*阿寒湖氷上フェスティバル
2月上旬~3月上旬に行われる。昼は氷のすべり台、ホットミルクやワカサギの天ぷらのサービスが楽しめる。夜はライトアップされ、ダイヤモンドダストがきらめき幻想的なムード。

摩周湖・屈斜路湖

摩周湖は、摩周火山の大陥没底に水が溜まってできた湖で、流入・流出する川が1本もない。湖岸が急峻な絶壁に囲まれ人を寄せ付けない。透明度が高いのはそのためといわれる。透明度は1931年に41.6mの世界一を記録。しかし1999年の観測では22.5mと大幅にダウン。
霧の発生が非常に多く、霧の湖とも言われる。全景を見られる日が少なく、それがよりいっそう神秘度を高めている。晴れた日には透明度の高い藍色の水面が鮮やかに眼下に開け、目の覚めるような美しさだ。第一展望台と第三展望台から見ることができる。湖の中央の島は、水面からの高さ31m。だが、実は高さ243mの火山の頂上部だけが見えているのだ。
屈斜路湖は、面積79.7平方km、北海道第2位、全国第6位の大きな湖。湖岸には数多くの温泉が湧く。湖中にも温泉が湧出して、湖面の一部が凍結しないため、冬は白鳥たちが飛来する。湖水の酸度が高く、魚もわずかしか棲まず、水草も少ない。

*硫黄山
茶色の山肌が荒々しい活火山。無数の噴気孔から硫気ガスが噴出し、硫黄臭がたちこめている。知床半島の硫黄山とは違う。

短い日程ではとても回りきれない、広く、魅力あふれる道東。一度といわず何度訪れても楽しめるだろう。

道東へのアクセス

飛行機が便利。網走・阿寒・摩周なら、女満別空港が便利。東京羽田-女満別空港(1時間40分)。釧路・知床・阿寒なら、釧路空港。東京羽田―釧路空港(1時間30分)。本州から寝台特急などの鉄道、フェリーを利用する方法もある。