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福島

Travel

UpdateFebruary 25, 2018
ReleaseFebruary 25, 2018

福島
全国で3番目に広い県、福島。豊かな自然に囲まれた美しい県だ。会津若松など、歴史ある場所も多い。秋から冬にかけては、美しい紅葉や雪景色が楽しめる。首都圏からも比較的近い。気軽に足を伸ばしてみてはどうだろうか。

地域の概要
福島県は、会津、中通り、浜通りの3地域に分けられる。会津地方は、鶴ヶ城で知られる会津若松と喜多方を中心とした地域。中通りは、福島・郡山を中心とした地域。磐梯山、猪苗代湖、三春などが含まれる。浜通りは、福島県の太平洋に面したいわき地域。沖を流れる暖流のおかげで東北では比較的温暖な地域だ。

会津若松
鶴ヶ城
五層の天守閣が美しい鶴ヶ城。鶴が舞うような優美な姿が名前の由来だ。復元された天守閣には歴代藩主の資料が約200点展示されている。春は桜の花、冬は雪景色が美しい。

御薬園
回遊式の庭園。もともとは、15世紀に藩主の別荘として作られた。江戸時代の初めに、庭園として整備され、薬草が敷地内で栽培されたことが名前の由来。

飯盛山
戊辰戦争で、白虎隊の悲劇の舞台。山頂からは鶴ヶ城や会津若松市内が一望できる。

会津武家屋敷
会津武家屋敷は、当時の武家の屋敷や代官所などを再現している。当時の武士になった気分を味わってみては。

会津藩校日新館
1803年に作られた会津藩の学校。全国300藩校の中でも、規模・内容とも屈指とされた。武芸のほか、読み書きや天文学、医学、科学、マナーなどの教育が行われていた。当時は鶴ヶ城の隣の敷地にあったが、戊辰戦争の際に消失。現在の地に再現された。弓道、茶道、座禅、赤べこの絵付けなども体験できる。(弓道以外要予約)

街歩き
会津若松は松平氏23万石の城下町。ゆっくりと時間をかけて街歩きを楽しめば、歴史ある町並みや老舗に出会えるだろう。風情ある七日町通りにはギャラリーや漆器、絵ローソクの店など。会津酒造博物館では、会津藩の酒蔵の道具類などが展示されている。まちなか周遊バス「ハイカラさん」を利用するのも便利かもしれない。

東山温泉
与謝野晶子や竹久夢二など、多くの文人が訪れた東山温泉。1250余年の歴史がある。山間の景観を活かし、渓谷沿いに宿が連なる。

大内宿
江戸時代に会津若松と日光街道の今市を結ぶ会津西街道の宿場として栄えた大内宿。現在40軒ほどの茅葺屋根の民家が残されている。

喜多方
蔵の街として知られ、市内には2000以上の蔵があると言われる。喜多方では、地酒のほか味噌や醤油などの多様な醸造文化が育まれてきた。醸造のための蔵が多いのもそのためだ。また雪国の厳しい冬に備え、生活物資を保管する蔵も多い。現在も使われている蔵が多い。昔ながらの街並みは、のんびり散策するのにぴったりだろう。

ラーメン
喜多方ラーメンは、札幌、博多と並び、日本三大ラーメンのひとつ。太めのちぢれ麺、煮干・昆布などで出汁をとったあっさりとした醤油スープ、チャーシューが特徴。100軒以上の店がしのぎを削る。

造り酒屋
飯豊山の清冽な伏流水と会津地方の美味しい米で、銘酒の里として知られる。酒蔵内部の見学や試飲ができる蔵元も多い。

郡山・猪苗代・裏磐梯
猪苗代湖
磐梯山を美しく湖面に映す猪苗代湖は、日本で4番目の広さ。透明度は世界第5位の美しい湖だ。湖岸には水上スポーツの施設や湖水浴場、キャンプ場、磐梯山のすそ野にはスキー場やゴルフ場、スカイスポーツの拠点が点在する。10月下旬から4月上旬には白鳥が飛来する。
野口英世記念館
世界的医学者、野口英世は1876年に猪苗代に生まれた。遺品や資料のほか、生家も保存されている。

磐梯高原
1888年の磐梯山大噴火によって生まれた磐梯高原。桧原湖、秋元湖、小野川湖、中津川渓谷、雄国沼湿原など、雄大な自然を楽しめる。

五色沼
全長3.7kmの五色沼自然探勝路。柳沼、青沼、瑠璃沼、弁天沼、深泥沼、毘沙門沼と続く遊歩道。青、藍、緑など様々な色を呈することから五色沼と呼ばれる。瑠璃沼はエメラルドグリーンに輝く。周辺は野鳥の宝庫。

雄国沼湿原
雄国沼は雄国山山頂にある周囲4kmのカルデラ湖。湖の畔の湿原にはミズバショウ・ニッコウキスゲ・ワタスゲなど280種もの植物が生息する。

桧原湖
裏磐梯最大の湖。湖岸線が約35km続き、湖畔を取り囲むように遊歩道やサイクリングロードがある。

中津川溪谷
秋の紅葉が美しい。ハイキングも楽しめる。

三春の滝桜
郡山の北東、三春町の滝桜は、日本三大桜のひとつ。樹齢1000年以上、高さ12m、根回り10m、見事な枝ぶりの枝垂桜だ。

あぶくま洞
8000万年もの歳月をかけて、炭酸カルシウムを含んだ雨水・地下水が作り上げた幻想的空間。全国屈指の規模を誇る鍾乳洞。

いわき
小名浜
いわき市の近海は、寒流と暖流がぶつかりあう絶好の猟場。小名浜魚市場には、毎日豊富な種類の魚が水揚げされる。

アクアマリンふくしま
黒潮と親潮が出会う、潮目の海を表現した大水槽では、イワシ、カツオ、マグロの群れが回遊する様子が見られる。トドやセイウチにも出会える。

スパリゾートハワイアンズ
日本にいながら常夏の島、ハワイの雰囲気を味わえる。人気のフラダンスショーはもとより、プール、温泉などが楽しめる。水着で入る温泉と裸で入る温泉がある。和風の露天風呂「与市」は、ギネスワールドレコーズ公認の世界最大の露天風呂。驚くような広さだ。

食べ物
会津は美味しい地酒が数多くあることでも有名。会津の伝統産業。かつての藩主(蒲生氏郷)の産業奨励によるものだという。福島は果物王国とも呼ばれる。桃、りんご、さくらんぼ、プラム、なし、ぶどう、いちご、柿など種類や生産量が豊富。喜多方ラーメンのほか、白河ラーメンも有名。

みやげ
蒔絵や沈金など高度な技法を持つ高品質な会津塗り。美術品としても日用品としても。赤べこはユラユラと首を振る、ユーモラスな赤い牛の置物。子供の玩具だが、昔から厄除けの縁起物として使われている。カラフルな絵柄のついた絵ろうそく。温かい風味、色や模様の美しさが人気。

アクセス
福島県は広くどこを回るかで起点駅は異なるが、東京方面からなら郡山を起点に、各方面へ乗り換えるのが一般的。
東京駅-郡山駅:東北新幹線(1h30)
新宿(東京)-郡山:福島行き・山形行きの長距離バスが郡山に途中停車する(4h)

会津藩の教育
会津藩の藩士の子弟は、10歳になると、藩の学校「日新館」に入学する決まりになっていた。日新館は、1803年に開校した。そのころ5代藩主松平容頌は藩の一大改革へのりだしていた。藩政の基盤が農業・工業・商業の振興にあり、それをなしとげるためには人材育成が大事と考えたのだ。全国300藩校の中でも、規模・内容ともに有数と謳われ、白虎隊をはじめとする多くの優秀な人材を輩出した。江戸幕府が終焉を迎える1868年、戊辰戦争が勃発した。日新館で学んでいた16-17歳の少年達で編成されていた白虎隊に出陣命令が下された。戸の口原の戦いから飯盛山に逃れてきた20名の白虎隊兵士たちは、城下で発生した戦火を見つめ、鶴ヶ城が落城したものだと思い自刃した。日新館は、儒教を中心に、文武・医学、天文学までもの教育を行った。天文台、印刷所、図書館、プールといった施設も完備。食事作法から、切腹の作法に至るまで、幅広く武士として必要な礼儀作法も学んだ。

磐梯吾妻スカイライン
磐梯吾妻スカイラインは、吾妻連峰を縦断する眺望抜群の山岳道路。全長29km。平均標高は1350m。磐梯山や安達太良山、蔵王連峰、猪苗代湖や桧原湖が一望でき、原生林、火口、湿原と多彩な見どころがある。コースのほぼ中間にある浄土平には火山地帯の荒涼とした風景が広がる。高山植物の群生も見られる。吾妻小富士の火口まで遊歩道が整備されている。ほかにもハイキングコースが整備されている。雰囲気あるひなびた温泉も点在。

アクアマリンふくしま
日本全国に話題の水族館ができているが、アクアマリンふくしまは、ショーを行わず自然を忠実に再現することに重きを置く。建物は、全館をガラスでおおった斬新なデザイン。福島の海の大きな特徴である太平洋の黒潮と親潮が出会う「潮目の海」がテーマ。生きたサンマの展示はここでしか見ることができない。サンマの生態については未知のところが多く、生きたサンマを捕まえることすら難しい状態だったが、研究と苦労を重ね世界で最初のサンマの展示と水槽内繁殖に成功した。生きた海藻や海草を展示しているのもたいへんに珍しく、学術的にも貴重だそうだ。

なお、2006年5月30日、アクアマリンふくしまの調査チームが、インドネシアでシーラカンスの撮影に成功した。世界で2例目、日本ではじめてとなる水中撮影の成功だ。