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栃木県

Travel

UpdateFebruary 25, 2018
ReleaseFebruary 25, 2018

東京から北へ約100km。栃木県は、世界遺産に認定された日光をはじめ、自然いっぱいの高原、歴史的な温泉地、と旅行の目的には事欠かない。これからの季節、冬の雪景色に加え、春の桜も楽しめる。魅力いっぱいの栃木に出かけてみよう!

日光

日光駅からバスで5分ほどの日光山内エリアには、世界遺産の二社一寺及びこれらをとりまく遺跡が集まる。日本を代表する宗教的建築群であること、さらに江戸幕府を開いた将軍・徳川家康(1542-1616)が眠る墓所としての価値が高く評価されている。

山内の入口にある朱塗が映える橋は神橋。聖地日光の表玄関を飾るにふさわしい美しい橋だ。日光二荒山神社は、古くから二荒山(=男体山)を御神体山と仰ぐ。本道の裏側からは、巨岩や泉、滝の点在する森の中を参道が延びており、別宮・滝尾神社までは片道約1km。道中に立つ運試しの鳥居は、中央に開いた穴に向かって小石を三つ投げ、穴を通った数で運を試すことができる。

徳川家康公が祀られる日光東照宮は、500以上の彫刻が施された極彩色の陽明門や、幼少期に悪事を「見ざる、言わざる、聞かざる」という教えを具現化した有名な三猿が見られる。日光山輪王寺の本堂・三仏堂には、千手・阿弥陀・馬頭の金色三尊大仏が祀られている。家光廟大猷院は重厚な雰囲気で、境内に林立する315基の灯籠も印象的。

いろは坂を越え、湯元方面まで含むエリアは奥日光と呼ばれ、湖や滝、湿原など大自然の中に見所が点在する。男体山は標高2,486m。春から秋にかけてハイキングが楽しめる。華厳ノ滝は、高さ97mから流れ落ちる名瀑。岩壁からは伏流水が流れ出し、滝全体を包み込む特異な景観を作り出している。戦場ヶ原は、標高1,400mの高地に広がる高層湿原。2005年にはラムサール条約登録湿地となった。湿原にはさまざまな動植物が生息し、春から夏にかけて、特に高山植物が美しい。

日光での食と言えば、ゆば料理。ゆばは大豆の加工品のひとつで、豆乳を作り、これを煮たとき表面にできる薄い膜を引き上げたもの。元々は、修験者たちの携帯食として食されていた。

世界遺産エリアから電車で少し足を伸ばせば、雄大な鬼怒川渓谷沿いに旅館・ホテルが立ち並ぶ関東有数の大型温泉地・鬼怒川温泉がある。鬼怒川と男鹿川が合流する山あいに沸く湯処は川治温泉。古き良き湯治場の雰囲気を今に残す閑静な温泉地だ。川治温泉の北西にある湯西川温泉は、山に囲まれた秘湯ムード漂う温泉地。集落全体が雪に覆われる1月上旬から3月下旬にかけては、かまくら祭りが催される。昼間はかまくら内でのバーベキューが楽しめる。また、夜間には集落のあちこちにあるミニかまくらにろうそくが灯され、幻想的な風景が見られる。


宇都宮

栃木県の県庁所在地である宇都宮市は、人口が50万人を超える北関東最大の都市。宇都宮の街を歩くと、石で出来た建物やモニュメントをたくさん目にする。これは、市内西部の大谷地区で良質の石が産出されるためだ。大谷資料館では、大谷石の採掘の歴史を学ぶことができる。中でも地下の採掘遺跡は必見。広さ約2万㎡、平均地下30m、最も深いところが60mという巨大空間は、そこに身をおくと、地下迷宮に入り込んでしまったような錯覚に陥る。その迫力と幻想的な雰囲気を感じたい。

市の中心部にある八幡山公園は花の名所として知られる。自然の丘陵を生かした園内には、約830本の桜と5,000本のツツジが植えられている。シーズンには花見客でいっぱいになる。宇都宮の食文化として全国的に有名なのが餃子。市内には約30件の餃子専門店があり、連日賑わいを見せる。ぜひ出来立て熱々の餃子を味わおう。

宇都宮は、渡辺貞夫氏をはじめ、著名なジャズ奏者を輩出した街でもある。街にはジャズ文化が息づき、夜にはジャズライブを楽しめる店が現れる。店ごとの開催曜日をチェックして出かけてみてはどうだろう。お酒が好きな人は、市内のショットバーでカクテルを楽しんでみよう。あまり知られてはいないが、実は宇都宮はカクテルの街でもある。国内・海外のコンクールで受賞した凄腕バーテンダーが多い街なのだ。1人で、友人と、宇都宮の夜はカクテルとともに更けて行く。


那須塩原

県の北部にある那須塩原は、湯量の豊富な温泉地として、また酪農の盛んな地として有名。箒川沿いに位置する塩原温泉郷では、成分や泉質が異なる11の湯巡りが楽しめる。気軽に温泉を体験したい方には、足湯施設―湯っ歩の里がお薦め。全長60mもある足湯は、歩きながら楽しめる造り。歩くことで足つぼが刺激され、足湯浴の効果がアップされる。

塩原温泉で地元の人々に愛されているのが、スープ入りやきそば。やきそばのソースと醤油スープが混ざり合い、そのバランスが絶妙。クセになる味だ。沼ッ原湿原は標高1,230mほどにある亜高山の湿原。230種もの植物が確認されている。買い物好きの旅行者は、那須ガーデンアウトレットへ足を運ぼう。有名ブランドショップからレストランまで約110店舗が並ぶ。施設内のLOCO MARKETは、地元農家直送の野菜や特産のミルクを使用したスイーツなど、地域の特産品が集まる食のテーマパーク。お土産探しに最適だ。

冬にはハンターマウンテンスキー場でのスキーや雪遊び、春には桜の名所として名高い烏ヶ森公園と、那須塩原には四季を通じて楽しめるスポットがいっぱい。



那須

那須は、皇族の別荘地もあるリゾート地。2010年に開湯1380年を迎えた歴史ある温泉は那須温泉郷。シンボルである鹿の湯には今も多くの湯治客が集まる。鹿の湯の北にある殺生石は、火山ガスが漂う一帯。大地からのエネルギーを感じられるスポットだ。那須を訪れるカップルに人気なのが、那須高原展望台。夕暮れ時から夜にかけて、眼下にはロマンチックな夜景が広がる。

那須ハイランドパークは、10ものコースターをはじめ、全40機種以上ものアトラクションが揃う遊園地。季節ごとのキャラクターイベントや屋内コースターSHINPIなど、雨の日でも楽しめるアトラクションも充実。

りんどう湖ファミリー牧場では、乳牛の乳搾り、乗馬、バターやクッキーの手作りなど様々な牧場体験が可能。ジップラインKAKKUは、りんどう湖の湖上に張られたワイヤーに沿って滑空が楽しめる新アトラクション。高さ17mからの滑空は気分爽快。たくさん遊んだ後は、那須特産の那須和牛を味わいたい。キメが細かく、柔らかい肉質は絶品。



益子 / 茂木

益子は、陶器の産地として有名な町。益子焼の特徴は、重厚な色合いと艶のあるなめらかな肌触り。春と秋に開催される陶器市では、日用雑器や美術品を求める人々で賑わう。岩下製陶では、町で最古・最大の登り窯が見学できる。自然の地形を巧みに利用した窯は一見の価値がある。窯内ではロクロ体験や絵付け体験も可能だ。益子焼の理解をさらに深めたい方は、益子陶芸美術館や益子参考館も訪れたい。焼き物の目利きに少し疲れたらカフェで寛ごう。町内には個性的なカフェやパン屋が多数ある。益子焼のカップで飲むコーヒーは格別。

益子の東、茨城県と接する県境の町が茂木。JR下館駅から茂木駅までは、土曜、日曜、祝日の一往復のみSLが走る。駅弁を食べながら、のんびりとSLの旅を楽しもう。茂木駅からバスで15分ほどの場所にあるのが、ツインリンクもてぎ。2つのコースを持つ国際レース対応のサーキットだ。国内4輪、2輪レースのほか、インディカーシリーズも開催されている。カート体験のほか、世界初の二足歩行ロボットASIMOにも会える。



足利 / 佐野

栃木県の南西部にあり、市の中心を渡良瀬川が流れる足利。市内にある足利学校は日本最古の学校として知られる。漢字試験や論語の素読が体験できる。足利学校近くの鍐阿寺は、四方をめぐらす土塁や堀に鎌倉時代(1192-1333)の武家屋敷の面影を今も残している。桜の名所としても知られ、春には花見客で賑わう。あしかがフラワーパークでは、4月から5月にかけ、約1,000㎡の大藤棚3面や80mにも及ぶ白藤のトンネルなどが見ごろ。

厄除け大師として有名な惣宗寺がある佐野。ラーメンの町としても知られ、ラーメンを提供するお店は約200店舗ある。コシのある麺と透き通った醤油スープを味わいたい。そして、オープン以来注目を集めているのが佐野プレミアム・アウトレット。およそ180の国内外ブランドが揃う。洗練された雰囲気の中でショッピングを楽しめる。栃木県はいちごの生産量が日本一で、毎年多くの観光客が訪れる佐野観光農園いちご畑では、12月から5月中旬まで、完熟いちごの摘みとりが体験できる。



歴史的遺産、大自然、グルメ、ショッピングと魅力いっぱいの栃木県。東京からのアクセスも便利。ぜひ一度訪れてみよう!





東京からのアクセス
日光
日光へは浅草駅から東武鉄道特急が運行している他、新宿駅からJR・東武直通特急の利用が便利。いずれも所要時間は約2時間。

宇都宮
東京駅から東北新幹線で約50分。上野駅からJR東北本線(約1時間50分)、新宿駅からJR湘南新宿ライン快速(約1時間40分)でもアクセス可能。

那須塩原
東京駅から那須塩原駅まで東北新幹線で約1時間15分。那須塩原駅から塩原温泉まではJRバス関東で約1時間。新宿駅新南口から高速バスも出ている。

那須
東京駅から那須塩原駅まで東北新幹線で約1時間15分。那須塩原駅から那須湯本まで東野交通バスで約50分。新宿駅新南口から高速バスも出ている。

益子
東京駅から小山駅まで東北新幹線で約40分。小山駅から下館駅までJR水戸線で約25分。下館駅から益子駅までは真岡鐵道で約40分。東京駅から宇都宮駅まで東北新幹線で約50分。宇都宮駅から東野交通バスで約1時間10分。

茂木
東京駅から小山駅まで東北新幹線で約40分。小山駅から下館駅までJR水戸線で約25分。下館駅から茂木駅までは真岡鐵道で約1時間。東京駅から宇都宮駅まで東北新幹線で約50分。宇都宮駅からJRバス関東で約1時間。

足利
浅草駅から足利市駅まで東武伊勢崎線で約1時間15分。
東京駅から小山駅まで東北新幹線で約40分。小山駅から足利駅までJR両毛線で約50分。

佐野
浅草駅から館林駅まで東武伊勢崎線で約1時間。館林駅から佐野駅まで東武佐野線で約15分。
東京駅から小山駅まで東北新幹線で約40分。小山駅から佐野駅までJR両毛線で約35分。東京駅、新宿駅から高速バスで約90分。