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鎌倉・江の島

Travel

UpdateFebruary 25, 2018
ReleaseFebruary 25, 2018

鎌倉・江ノ島

初夏の太陽に誘われて 鎌倉・江ノ島へ
歴史ある古都としての魅力と、明るい江ノ島の海と太陽が今回の鎌倉旅行のポイント。見どころがとても多いので、何度訪れてもいい。アジサイ、ショウブなど、花が見ごろの時期はちょっと混んでいるのは覚悟した方がいいだろう。

古都鎌倉の魅力
源頼朝が鎌倉幕府を開いてから、小さな漁村だった鎌倉は政治的都市に変貌した。 源頼朝(1147~1199)。約700年続く武家政治の基礎を築き上げた立役者。対立勢力、平家を滅亡させ、1192年に、鎌倉に鎌倉幕府を作った。
頼朝の死後は、妻 北條政子が、その父北條時政とともに北條氏政権を確固たるものにした。
鎌倉という地名は、8世紀末の「万葉集」(日本の古い和歌集)にすでに登場。地名の由来は、三方を山で囲まれ、一方が相模湾に面した地形が、かまどの形に似ているので、「かまどの形をした倉(谷)」の意味で「鎌倉」と呼ばれたという説が有力。

出発
都心から江ノ島・鎌倉へは、小田急でもJRでもいけるけれど、今回は、小田急の江の島鎌倉フリーパスを使って、おトクな日帰り小旅行をしてみよう。。

フリーパスは、1日有効で、小田急線往復、乗り降り自由(江ノ電全線(藤沢~鎌倉)+小田急線(藤沢~片瀬江の島))、施設優待・料金割引があるので、お得な切符だ。

江の島
片瀬江の島駅に降り立てば、びっくりするかもしれない。駅舎がまるで竜宮城のよう。この駅は日本の駅100選にも選ばれた。
まずは、4月にオープンしたばかりの新江の島水族館。日本一巨体のゾウアザラシやイルカのショーが、海と富士山をバックに楽しめる。

橋を渡って江の島へ。
江の島エスカーという乗り物に乗れば、江の島頂上まで楽に5分で到着する。景観を楽しむなら参道を歩いて上るのもいい。
島内の、辺津宮、中津宮、奥津宮の3つの宮を合わせて江島神社という。順におまいりしていけば自然と江の島一周ができる。ここは日本三大弁財天のひとつで、辺津宮の奉安殿に弁財天が祭られている。 江の島岩屋は、6000年もの歳月を経て波の浸食によってできた洞窟、江の島岩屋。中は整備されていて歩きやすい。神秘的なムードが漂う。外の遊歩道では迫力ある海景色が見られる。

島の中ほどには江の島展望灯台がある。サムエル・コッキング苑内にある新しい展望灯台は高さ60m。360度ガラス張りの屋内展望室と屋外展望フロアがある。苑内にはカフェやお土産コーナーもある。
さて、洲鼻通りを通って江の島駅へ向かおう。全長500mほどの通りには、昔懐かしい射的場や老舗の旅館、羊羹屋、香水瓶美術館など、古いものと新しいものが渾然一体に立ち並ぶ。

江ノ電
江の島駅から江ノ電に乗車。
藤沢~鎌倉間の10kmを、34分で結ぶ江ノ電。住宅街をすり抜けて走ったり、目の前に海が広がったり、車道を走ったり、変化が楽しめる。窓からの景色も魅力的。レトロな電車そのものも興味をひく。
江の島駅から腰越駅の間は路面電車。細い道を車と譲り合って走る姿が見られる。
鎌倉高校前あたりでは、横を走る道路の向こうにはすぐに海岸線が広がり、すばらしい景観が楽しめる。
さわやかな風に吹かれ、海の景色を楽しもう。
極楽寺で下車してアジサイの名所、成就院に寄っていくのもいい。
アジサイ咲く参道から海を見下ろす景色は、絶好のビューポイント。

長谷
長谷で下車。長谷周辺は昔から庶民の信仰を集めた地として知られる。
四季折々の花が咲く長谷寺。花を愛でながら石段を上って観音堂へ。観音堂に安置されている十一面観音像は、高さ9.18mと木造観音では日本最大を誇り、荘厳な雰囲気。見晴台からは、ふもとに広がる由比ガ浜や三浦半島、大島が一望できる。よく手入れされた庭は気持ちいいひとときを提供する。

鎌倉のシンボル、大仏がある高徳院へ。その大きさに圧倒されるが、顔は美しくほほえんでいる。大仏建立を願った源頼朝の遺志を継いで、1243年に完成された。高さ13.35m。総重量121トン。目の長さは1m。像の中は空洞になっていて拝観もできる。つつじもあざやか。

たくさんの寺の門前として古くから賑わう長谷通り。みやげ物屋のほかに、乾物屋などの地元生活のための店が立ち並び、地元生活の一端が見られて楽しいかもしれない。

鎌倉
再び江ノ電に乗車。何度も乗り降りでき、フリーパスは本当に便利だ。
鎌倉駅で下車。駅前から鶴岡八幡宮に伸びる広い道が若宮大路。鶴岡八幡宮の参道だ。中央にある遊歩道には300本のサクラがあり、春は見事だ。3月下旬~4月のサクラの時期には提灯が下げられ賑やか。歩くのもいいが、若宮大路にある2階建て以上の店から楽しむのもいい。若宮大路の東側は、鎌倉幕府があった場所だ。往時は町の中心地として賑わっていただろう。若宮大路周辺には鎌倉彫の店が多い。鎌倉彫を買うなら、鎌倉彫資料館で鎌倉彫の概要を知り、実際に鎌倉彫会館で鎌倉彫を見てから買物で行くのがおすすめ。

若宮大路にそってまっすぐ進むと、赤い鳥居が見えてくる。二の鳥居だ。そのまま進めば、三の鳥居が見えてきて、鶴岡八幡宮に行き当たる。鎌倉幕府を開いた源頼朝が創建した800年の歴史を誇る由緒ある神社だ。鎌倉幕府はこの八幡宮を中心に開発された。歴代の将軍たちも鎌倉の守り神として崇めた。
広い境内には必見の見所がいっぱい。三の鳥居から参道をまっすぐ歩き、舞殿、本宮、宝物殿を拝観したあと、境内を散策するといい。舞殿は静御前にゆかりがある。

若宮大路と平行する小町通りは、わずか600mの小道沿いに、数百軒の店が立ち並ぶ。脇道までにも広がって、骨董屋、和菓子屋、みやげ物屋、食事どころがひしめき並び、鎌倉で一番にぎやかな通りだ。買物をしたり、散策したりするのがいい。

ところで寺社の多い鎌倉には昔から茶懐石など、器を愛でる伝統があった。日常使いの器にも目の肥えた人の多いこの地に、全国各地の窯から器が集まった。鎌倉の器の店で、北海道から沖縄まで、職人気質の陶器を選ぶことができる。
また寺社仏閣や別荘地として栄えた土地柄、時代を経て受け継がれてきた貴重な品々も多く、骨董品を扱う店が点在しており、興味はつきない。

北鎌倉
鎌倉、湘南は見所がいっぱいでとても1日で全部見られないけれど、古都の雰囲気を残す北鎌倉は、また違う雰囲気の鎌倉が体験できるので、ぜひ訪れたい。

鎌倉駅から小町通り、鶴岡八幡宮などを楽しんだあと、そのまま歩いていくこともできるし、JR横須賀線を利用して北鎌倉駅で降りてもいい。
鎌倉五山のひとつ、建長寺は、鎌倉時代に作られた日本最初の禅寺で、現在も厳しい修行が行われている。国宝の梵鐘をはじめ、境内には重要文化財・名勝史跡を多数有する。境内は広く、建長寺の奥、半僧坊へは長い登り階段が延々と続く。半僧坊は山の中腹にあり、相模湾を見下ろす絶好のロケーションに建つ。建長寺の鎮守で、化身は天狗の姿だ。ここから天園ハイキングコースが始まる。3時間くらいの人気のコースなので、改めてハイキングに来るのも楽しい。
途中、鎌倉古陶美術館がある。170年以上前に建築された農家の建物に、鎌倉時代や室町時代に作られた陶器を展示。備前・丹波・越前・常滑・瀬戸などで作られた質実剛健な陶器が並ぶ。
この季節なら、アジサイで有名な明月院へ行くのもいい。途中には、絵本作家として有名な葉祥明の美術館がある。ヨーロッパの邸宅を思わせる建物が目をひく。明月院に向かって右手には見事な山アジサイが咲き乱れ、路上店が出て縁日のようなにぎわいだ。
円覚寺は、鎌倉時代に作られた禅寺。2度にわたって元軍に襲来された際、犠牲となった人々を弔うために建立された。杉林に包まれた広い境内は深山の赴きがある。サクラ、ショウブなどの季節は花が見事。円覚寺の境内に、北鎌倉の駅があるのも面白い。