登別温泉:大地のパワーを感じる北海道随一の温泉地
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北海道の南西部、海に面した街である登別。市街地から6kmほど離れた山あいにある登別温泉は、現在も温泉が湧き水蒸気がもうもうと上がっている爆裂火口跡「登別地獄谷」などがあり、火山活動の力強さを感じることができます。
登別温泉は9種類もの異なる泉質があることから「温泉のデパート」とも呼ばれています。乳白色の硫黄泉、無色透明の食塩泉、赤茶色の鉄泉などがあり、効能もそれぞれ違うので、好みに合わせて湯めぐりが楽しめます。
「登別」の地名は北海道やその周辺に暮らしているアイヌ民族の言葉「ヌプルペッ」に由来し、意味は「白く濁った川・色の濃い川」。川の水の色が変わるほど豊富に温泉が湧いていたことを示しています。現在は多くの温泉旅館やホテルが並び、一軒の中で複数の泉質の湯を楽しめる宿もあります。日帰り入浴ができる宿や銭湯もあるので、豊富な泉質を楽しむには最適です。
自然豊かな登別は季節ごとの楽しみも多いのが魅力。また、近くには北海道に生息するヒグマの生態や暮らす環境について知ることができる動物園「のぼりべつクマ牧場」があります。
爆裂火口跡のひとつ大湯沼。表面でも約40~50℃になるほど高温の硫黄泉が沼底から激しく噴出しています。大湯沼から溢れ出した温泉が流れる川で、天然足湯を楽しむこともできます。
登別地獄谷へ続く遊歩道と展望台は、夜になると点々と揺らめく灯りに照らされた「鬼火の路」に様変わり。昼とは違う幻想的な雰囲気を楽しめます。
「鬼が棲む地獄」から連想される登別地獄谷を観光名所としていることから、「鬼」が登別のシンボルになっていて、多くの鬼の像や鬼が持つ「金棒」のオブジェがあります。
自然豊かな登別は、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬はスキーと、季節ごとの楽しみも多いのが魅力。また、近くには北海道に生息するヒグマを中心にした動物園「のぼりべつクマ牧場」があります。ヒグマの生態や暮らす環境について知り、恐ろしい印象のあるヒグマの、ちょっと可愛い一面を見ることができます。
アクセス
羽田空港→飛行機で90分→新千歳空港→高速バスで1時間15分→登別温泉
問い合わせ
登別国際観光コンベンション協会
TEL:0143-84-3311
http://noboribetsu-spa.jp/
※このページの内容は2021年4月のものです。
att.Ryokan : http://att-ryokan.net/archives/2702