日本の美術工芸品に気軽に出会えます!東京表参道の「富士鳥居」
Culture
ReleaseJuly 7, 2021
ハイブランドなショップやおしゃれなカフェ、トレンドをキャッチしたグルメなど、日本一洗練された街であろう、東京・表参道。
その一角にたたずむ「富士鳥居」は、長い歴史を持つ美術品・工芸品店。日本古来の美を語り継いでいます。
富士鳥居の歴史
富士鳥居は1948年創業で、70年以上続く老舗。かつての表参道は建物もほとんどなく、この場所から富士山と明治神宮の鳥居が見えたことからこの名が付けられました。

現在は最先端でスタイリッシュな街となっていますが、当時お店はほとんどなくケヤキ並木もまだ背が低いのがわかります。


当時は近くにワシントン・ハイツという米軍の施設があり、そちらに商品を納品することも多くありました。ワシントン・ハイツは1964年の東京オリンピックに向けて日本に返還されましたが、富士鳥居はその後も訪日・在日外国人に多く利用され、全てMADE IN JAPANのこだわりが多くの人を惹きつける魅力となっています。
今回はそんな富士鳥居のおすすめ3選をお届けします。
おすすめ1 屏風
まずご紹介するのは、日本の繊細な美しさを一目で確認できる屏風です。

富士鳥居の屏風は、室町時代(1336年~1573年)に確立した日本の屏風制作と同じ技法で、専属の画家が一点一点手描きしています。

桜や梅、鶴など、日本らしさを感じる屏風が常時100点ほどもあり、どれが1番か決めることができません。
古くから屏風は季節に合わせて飾り替える習慣があるため、季節ごとにお気に入りの屏風を飾ってみてはどうでしょう?
また、金具が付いているため、壁掛けとして絵画のように飾ることもできます。

一点飾るだけで、お部屋の雰囲気もガラリと変わり、本当の日本の美を感じることができるでしょう。
おすすめ2 蒔絵グラス
続いてご紹介するのが、本金の蒔絵グラスです。

リーデル社のグラスに蒔絵を施した富士鳥居オリジナルの商品であり、蒔絵をより身近に感じてもらおうという趣旨で企画・製作されました。
漆の下地から金粉を蒔き付け、磨き、文様を写しだし、仕上げていく、といった工程を重ねることで、日本独特の繊細で丁寧な作品が作られていきます。

オーダーメイドでオリジナルの商品も作成できるので、記念日やプレゼントにもぴったりです。
特別な日に、特別のグラスで乾杯を!
おすすめ3 うるしおり
最後にご紹介するのが漆のしおり「うるしおり」です。
「うるしおり」の素地は、ごく薄い木地を反らず曲がらずに塗る技術によって、「しおり」としての強度と「本うるし」ならではの質感を併せ持ち、その上に各種の漆工技法で、さまざまな意匠を載せています。また裏面には滑り止めの「シボ漆」を施しています。

ベースが黒か赤の2種類があり、赤ベースについては時間が経つと色が冴えていくのも特徴です。

その他、高岡銅器や九谷焼、有田焼、居合刀など、古いものから新しいものまで日本の本当の美しさを教えてくれる商品がたくさんあります。



忘れかけていた日本、今後も残していきたい日本を、ぜひ富士鳥居で体感してください!
富士鳥居
アクセス:明治神宮前駅(地下鉄)から徒歩3分、表参道駅(地下鉄)から徒歩7分
ウェブサイト:http://www.fuji-torii.com/jp/index.html
オンラインショップ:http://www.fuji-torii.com/jp/shop/index.shtml
Instagram: https://www.instagram.com/fujitorii/
※このページの情報は2021年6月の情報です。