小浜温泉:夕日が輝く海辺の湯
Hot springs
ReleaseMay 14, 2022
九州・長崎県の小浜温泉。小浜温泉が位置する島原半島は、中央部に火山である雲仙岳があります。その火山の恵みとして半島の各地で温泉が湧いており、西側には小浜温泉、東側には島原温泉、中央部には雲仙温泉と、温度や効能もそれぞれ違う多様な温泉を楽しむことができます。
ライターMai
鹿児島で生まれ、九州各地で暮らしてきたMaiです。九州の食とお酒、温泉が大好きで、「九州八十八湯めぐり」の最上位「泉人(せんにん)」になるのが目標。大好きな地元九州を中心に、ワクワクする日本の魅力を発信したいです!
小浜温泉の歴史は713年に編さんされた「肥前風土記」にも記されるほど古く、1914年頃から次第に湯治場として利用されるようになったと言われており、古くから多くの人々の体と心を癒してきました。約30ヶ所もの源泉から豊富な温泉が湧き出ており、橘湾の地下にあるマグマ溜まりに近いため、その源泉の温度はなんと105度と全国の温泉の中でも高温。泉質は塩化物泉で、湯に含まれる塩分が肌表面に付着することで肌の乾燥や汗の蒸発を防ぐため、湯から出たあともポカポカと身体が温かいのが特徴です。
小浜温泉は西向きの海岸沿いにあることから夕日の名所でもあります。橘湾沿いに旅館が立ち並び、宿のお風呂や共同浴場などで温泉に入りながら海に沈む美しい夕日を眺めることができます。温泉街にある宿湯と外湯、全15軒の中からそれぞれ2軒ずつ利用できる「湯めぐり札」(1,300円)を使って、気になる浴場を巡るのもおすすめです。※年末年始・大型連休中は販売していません。
ここでは浸かるだけではない温泉の楽しみ方もできます。小浜温泉を訪れると、公園の広場やレストラン、宿などで蒸し釜を見かけます。これは温泉の蒸気を利用して食材を蒸すための蒸し釜で、無料で使える場所もあります。卵や野菜、お肉や魚介類など、好きな食材を蒸し釜に入れるだけで、旨味がぎゅっと閉じ込められた蒸し料理が出来上がります。他にもご当地グルメの「小浜ちゃんぽん」、地元産の食材を使ったスイーツなどグルメも充実。温泉街での食べ歩きが楽しめます。



_R.jpg)



編集者から
長崎県内や島原半島内でとれた新鮮な食材を使用した自家製ジェラートが楽しめる「ORANGE GELATO」がおすすめ。足湯に浸かって海を眺めながら食べると、より一層美味しく味わえます♪

●アクセス
羽田空港→飛行機で1時間50分→長崎空港→バスで30分→諫早ターミナル→バスで50分→小浜温泉
●問い合わせ
小浜観光案内所
TEL: 0957-74-2672
https://obama.or.jp/
写真提供:長崎県観光連盟
*このページの情報は2022年4月の情報です。