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日本の伝統を支える職人たち 奈良県(御所・五條)

Magazine

UpdateDecember 15, 2021
ReleaseOctober 31, 2018



日本の古い街並みや古道が残る奈良県の五條と御所。
豊かな自然が残る、ゆったりとした街で、職人たちが伝統文化を繋いでいます。

(美術刀剣研師)大越 明友さん

日本刀を研ぎ始めて3年。刀と向き合うことによって、立ち居振る舞いなどの礼儀作法や所作が自然と身につくようになりました。刀を研ぐことによって、機能美を追求します。本来の刀の形を崩さずに磨きあげることが、研ぎの大切なポイントです。過去の伝統を、将来へ継承していくことが、研ぎ師としての役割だと考えています。

美術刀剣研師 現在、日本の美術品として、世界でも注目されている日本刀。江戸時代には武士(侍)がいましたが、基本的には戦のない時代でした。そのため、刀は戦うための道具ではなく、武士の身だしなみとして、外出時に必ず身に着けるものという役割に変化しました。当時の刀は、武士の権威や美意識を表現する道具として、一人ひとりがこだわりを持って、所持していました。

美術刀剣研師 美術刀剣研師 大越さんの工房では、日本刀の研ぎの工程を見学することが出来ます。

美術刀剣研師 大越明友:近鉄御所駅(近鉄御所線)から車で8分
豊田バス停(御所市コミュニティバス)から徒歩約3分
※メールにてお問い合わせください。aktm.ohkoshi@gmail.com

国宝・備前刀「山鳥毛」、「備前長船」へ里帰りプロジェクト
国宝・備前刀「山鳥毛」、「備前長船」へ里帰りプロジェクト
岡山県瀬戸内市では、戦国武将・上杉謙信の愛刀で、備前刀の最高峰と言われる国宝「太刀無銘一文字(号・山鳥毛/やまとりげ)(*通称:さんちょうもう、現在は個人所有).....


(盆栽)大柏園 高橋 定嗣さん

大柏園自然の風景を鉢の中に切り取って、自然の美を表現する盆栽。奈良の盆栽職人の草分けとして、約100年の伝統を守る高橋さんにとって、盆栽は、愛着を持って育て続ける家族のような存在です。育てる過程こそが作品で、1本の木から「どのように美しさを引きだすか」を追求しています。2019年2月9日~3月3日まで大阪天満宮で、梅を使った「盆梅」が展示されます。

大柏園
江戸時代から親しまれてきた盆栽は、今では日本人だけでなく、海外からのお客様にも、とても人気があります。大柏園では、真柏(しんぱく)をはじめ、黒松、紅葉や梅など、さまざまな盆栽を育てて販売しています。

大柏園

大柏園:近鉄御所駅(近鉄御所線)またはJR御所駅(JR和歌山線)から徒歩約15分
公式HP:https://taihakuen.wixsite.com/bonsai
※事前に電話かメールにてお問い合わせください。
0745-62-3613/taihaku@chive.ocn.ne.jp


(日本酒杜氏)五條酒造 松本 晋二さん

五條酒造 1924年創業。金剛山の麓にある五條市で山や自家井戸の水、奈良県産の米など、地元産にこだわったお酒造りをしています。酒造りで最も大切なことは「1、麹 2、酒母 3、造り」。その酒造りの工程をすべて杜氏が管理し、バランスよく整えておいしい日本酒を造り上げています。お店の看板商品である清酒「五神」は、やや辛口ですが、甘みもあり、香りが控えめなのが特徴です。日本酒は食中酒としてお料理とともに楽しむのがおすすめです。

五條酒造 毎年10月中旬、兵庫県北部の但馬から日本酒杜氏がやってきて、4月まで酒造りが行われます。麹菌や酵母など、すべて生きたもので作る日本酒づくりは、とても繊細で難しい作業です。原料や、湿度、時間によって、まったく味が異なってしまうので、熟練した職人の目で見極めながら管理をし、飲む人に本当に喜んでもらえるお酒造りをしています。

五條酒造 お店の看板商品である清酒「五神」は「五神さん」と呼ばれて地元の人々に愛され続けています。外国人に人気の「大吟醸」は、お米を丁寧に手で洗浄し、徹底した時間管理のなかで、1月から仕込みを始めます。また近年では、女性に人気のリキュールのお酒も販売しています。

五條酒造
五條酒造:五条駅(JR和歌山線)から徒歩4分
※見学をご希望の場合には、事前にお問い合わせください。
メールアドレス:http://sake-goshin.com/en/index.html/info@sake-goshin.com

日本の酒シリーズ 【日本酒】
日本の酒シリーズ 【日本酒】
もくじ 1 日本酒とは?2 日本酒の種類3 イマドキ日本酒事情4 飲み方色々やわらぎ水を忘れずに!日本酒おすすめスポット6 全国の酒 日本酒は、日本の自然と気候.....


(醤油製造) ナカコ将油 中 啓三さん

ナカコ将油
和食の基本となる調味料のひとつが「醤油」です。ナカコ将油は、1877年創業。五條市初の醤油の醸造所です。20世紀以降、多くの製造業は工業化されましたが、奈良県では、現在でも職人が丹精込めた手づくりで、醤油を作っています。通常の醤油は半年発酵をさせますが、ここの醤油は時間をかけて2年間発酵させることで、素材の旨味に深さをもたせています。さまざまな種類の醤油があるので、料理に合わせて、試してみてください。

ナカコ将油
和食の特徴は、素材本来の味を引きたてることです。大豆と小麦からできている醤油は、日本人にとって欠かせない調味料です。醤油をはじめとした和食の調味料は、味を足すのではなく、掛け合わすという概念で使用され、旨味を大切にしています。

ナカコ将油
ナカコ将油の現在の当主は五代目で、夫婦で家業を営んでいます。
伝統の製法を守り続ける醤油は、無添加、無ろ過、無調整で、やや甘めの濃い味が特徴です。外国人のお客様には、野菜スティックや白いご飯と相性のよい「もろみ」や「昆布醤油」が人気で、JR奈良駅構内でも購入できます。


販売場所:ナカコ将油(本店) 五条駅(JR和歌山線)から徒歩10分
ナカコ将油(JR奈良駅店)JR奈良駅構内
公式HP:http://www.nakako.biz/order.html


東京からの五條へのアクセス

奈良交通高速バス(5,980円~10,500円)
公式HP:https://www.narakotsu.co.jp/kousoku/yakou/shinjuku_g.html

※このページの内容は2021年12月のものです。

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