天童温泉：将棋の駒の生産地に湧き出る癒しの湯

01 August 2023

天童温泉

天童温泉

山形県のほぼ中央に位置する天童温泉。山形新幹線の停車駅、天童駅があり、東京からは新幹線1本で約3時間、また、山形空港からは車で約15分と、全国各地からアクセスしやすい立地にあります。その立地条件の良さから、県内観光の滞在拠点として多くの旅行者が訪れています。

天童温泉の歴史は100年以上前にさかのぼり、1911年に田んぼの中から温泉が湧き出たことに始まります。無色透明、弱アルカリ性の硫酸塩泉のお湯は美肌効果に優れ、柔らかな肌触りが特徴です。他にも関節痛や冷え性、疲労回復など多岐にわたる効能が自慢の温泉は、温泉旅館や日帰り入浴施設、3か所ある足湯で楽しむことができます。

また、天童は全国における将棋の駒の約9割以上を生産している「将棋のまち」としても有名です。街中を歩くと、至る所で将棋文化を感じさせるオブジェを見かけます。電柱や歩道など、こんな場所にも？と驚くようなものにも出会えるでしょう。毎年4月の「天童桜まつり」では、桜の名所である舞鶴山の山頂広場で、甲冑を身にまとった人間が将棋駒になりプロ棋士が対局を行うイベント「人間将棋」が開催されます。

街のあちこちにある将棋モチーフは、温泉も例外ではありません。大きな将棋駒が目を引く大浴場がある温泉旅館もあります。また、「道の駅天童温泉」のそばにある足湯「駒の湯」は、上から見ると将棋駒の形をしています。

天童の春の一大イベント「天童桜まつり人間将棋」。約2,000本の桜が咲き乱れる舞鶴山で、迫力ある将棋の対決を観覧できます。

天童市内中心部を流れる倉津川にかかる橋には、王将橋や金将橋など将棋の駒の名前が付けられており、欄干の上にはそれぞれの橋の名前にちなんだ将棋駒が飾られています。

[編集者から]
天童グルメを味わいたい人におすすめなのが、ご当地ラーメン「鳥中華」！蕎麦に使う和風だしに中華麺と鶏肉が入ったラーメンで、蕎麦屋のまかない食だったものが一般に広まったそうです。

＜問い合わせ＞
天童市観光物産協会 TEL: 023-653-1680

アクセス	羽田空港→飛行機で60分→山形空港→タクシーで15分→天童温泉東京駅→JR山形新幹線で3時間→天童駅
URL	https://bussan-tendo.gr.jp/