雲仙温泉:“地獄”の熱気を体感

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九州・長崎県の雲仙温泉。「雲仙」という地名は古代から「温泉」と書いて「うんぜん」と読まれていたことに由来すると伝わるほど、温泉地として知られていました。皮膚病や美肌に効果があるほか、様々な病に効くと言われ、日本中から多くの人が療養に訪れていました。

雲仙温泉

雲仙温泉のメインスポットは“雲仙地獄”。白い土に覆われた一帯の至る所から最高120℃にもなる高温の温泉が激しく噴出し、湯けむりが立ち込めている様子はまるで地獄…というところからその名がついています。温泉に浸かるだけでなく、足を置いて地熱の熱さや噴気を体感できる休憩所もあり、温泉の迫力を感じられます。

豊かな自然に囲まれていて、1934年、日本で最初の国立公園に指定されました。8つの山々からなる雲仙岳は、季節ごとに花、新緑、紅葉、雪と異なる美しさに彩られます。初心者から中級者向けのトレッキングコースを楽しめ、標高1300m級の山頂からは360度山と海の絶景を眺められます。山で体を動かし、森林浴でリラックスした後に、温泉で汗を流すのがおすすめです。

30以上の地点から湯けむりが立ち上がり、“地獄”の迫力満点。

10月下旬~11月初旬の紅葉シーズンは“紅葉の海”と呼ばれるほどの絶景。

四季折々の風景はロープウェイに乗って空から眺めるのもおすすめ。

高温の蒸気で蒸した熱々の温泉玉子。食べれば寿命が延びると言われる名物です。

雲仙温泉は、17~19世紀、キリスト教が禁止されていた当時の日本でキリシタン殉教の地となった一面も持ちます。

映画「沈黙」の舞台にもなっていて、ゆかりの地が点在しています。

アクセス 羽田空港→飛行機で100分→長崎空港→バスで30~45分→諫早ターミナル→バスで80分→雲仙温泉
電話番号 0957733434
URL http://www.unzen.org/
このページの情報は 2019年6月の情報です。
ライター
att.JAPAN編集部
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