【東武鉄道　新車両】特急列車スペーシアXに乗ってきました！

旅のはじまりとおわりを彩る、浅草駅のスペーシアX専用ホーム

スペーシアXの運行開始に合わせ、東武スカイツリーライン浅草駅もリニューアル！スペーシアXの発車番線である５番線は、日光の自然や日光東照宮の荘厳さを感じさせる木目調の装飾と光の演出を多用したデザインを採用。列車に乗る前から、旅の期待感を高める空間になっています。

出典：東武鉄道株式会社

シンプルかつ洗練された車両

車両外観は、日光東照宮の陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉」の白を彷彿とさせる高貴な白をイメージしています。

さらに、車両エクステリアデザインには、栃木県の伝統工芸・鹿沼組子の象徴的な「Ｘ」模様を取り入れ、シンプルでかっこいいデザインとなっています。

全６種類のシートを徹底紹介！

出典：東武鉄道株式会社

車両は6両編成での運行となります。スタンダードシートやプレミアムシートの他にも、ホテルやラウンジを思わせる贅沢な空間を味わえるシートなど、全６種類。

・スタンダードシート

スタンダードシートは、3号車～5号車に設置されています。

普通席といえる座席ですが、足元は110cmと足を延ばしても余裕があります。また、各座席背面にコンセントとボトルホルダー、背面テーブルが設置されており、ノートパソコンやお弁当を置いても十分な広さがあります。また、ひじ掛け内部には、小テーブルもついています。シート1列に対して1つの個窓なので景色も独り占め気分！細部に渡り、東武鉄道のこだわり抜いたデザインと機能性が分かります。

・ボックスシート

5号車はボックスシートの車両です。パーテーションで区切られた半個室の空間になっています。

・プレミアムシート

2号車には、プレミアムシートが設置されています。電動リクライニングやネックサポート付き可動式枕でゆったりとリクライニングすることが可能です。

・コンパートメント

従来の「スペーシア」にもあるコンパートメントルーム（個室）のリニューアルシート。向かい合わせの座席からコの字席となり、テーブルは折り畳めるという使い勝手の良い、よりプライベート感を感じる作りとなっています。1室4名で利用できます。

・コックピットラウンジ

進行方向、日光・鬼怒川方面の先頭車にあたる１号車は、まるでホテルのラウンジにいるかのような空間を作り出す「コックピットラウンジ」。4名、2名、1名のソファー席でリラックスし、カフェカウンターではスナックやコーヒー、ビールを楽しんでみてはいかがでしょうか。

・コックピットスイート

6号車はスペーシアX最上級のシート「コックピットスイート」。個室の広さは私鉄特急最大ともいえる11㎡で、7名まで利用が可能です。気分はまるでプライベートジェットで移動しているかのよう。大きな窓から贅沢に都心と自然の眺望を楽しむことができます。

さらに、1号車にあるカフェカウンターでは、オリジナルに開発されたクラフトビールとコーヒーが看板メニューです。他にも日光らしいメニューが揃っています。「日光や浅草に到着してからもぜひ現地のグルメを楽しんでほしい。」という願いから満腹にならない程度の軽食が用意されています。

料金

料金は、いずれのシートも乗車券の他に特急券が必要です。浅草～東武日光駅間の場合、乗車運賃1,400円と特急料金1,940円で、合計3,340円。プレミアムシートに乗車の場合は、乗車運賃1,400円＋特急料金2,520円で、合計3,920円。

ボックスシート、コンパートメント、コックピットラウンジ、コックピットスイートには、利用人数分のスタンダードシート特急料金に加えて特別座席料金が必要です。特別座席料金は、ボックスシートが400円、コンパートメントが6,040円、コックピットラウンジが1人用200円、2人用400円、4人用800円。尚、4人用コックピットラウンジは2名から利用可能です。コックピットスイートは、12,180円です。

おわりに

ペーシアXは、浅草～東武日光・鬼怒川温泉駅間で、月～水曜日は2往復、木～土曜日・休日は4往復を運転するダイヤ。日光に向かうときは、車両に足を踏み入れた瞬間から日光の雰囲気を味わえて、帰りは車両から降りるまで余韻に浸ることができます。スペーシアXに乗って日光への旅を楽しんでみてはいかが？