長門湯本温泉:未来に向けて生まれ変わった温泉街

本州の最西端、山口県長門市の山間にある長門湯本温泉。山口県で最も古い歴史を持つ温泉でおよそ600年の歴史があります。この地にある大寧寺の僧侶が、神のお告げを聞いて発見したという伝説が残っています。

長門湯本温泉:未来に向けて生まれ変わった温泉街

泉質はアルカリ性でやわらかなお湯で肌がつるつるになり、「美肌の湯」ともよばれるほど。ぬるめの温度ですが、身体の芯から温まるので冬でも湯冷めをしにくいのが特徴です。

温泉に浸かるだけでなく温泉街を楽しむのも醍醐味。温泉街の中心を流れる音信川沿いは散策に最適です。2017年に「長門湯本温泉まちづくり計画」を打ち出し、町全体で取り組みを続けてきた長門湯本。温泉街全体を「オソト天国」と題し、2020年に新たな温泉街へとリニューアルオープンしました。古い建物を改装したおしゃれなカフェができたり、地元の食や体験ワークショップを楽しめるイベントも開催されています。

古くから地元の人々に愛されてきた2つの公衆浴場も、立ち寄り湯「恩湯」(おんとう)も、温泉街リニューアルに合わせ多くの旅行者を迎えるために再建されました。街を流れる音信川(おとずれがわ)に沿って、食べ歩きや文化体験、絵になる場所など様々な魅力が詰まり生まれ変わった長門湯本温泉に、今後も注目が集まりそうです。

長門湯本温泉発祥の伝説をもつ大寧寺では、座禅体験ができます。紅葉の名所としても知られています。

清らかな水が流れる音信川では、夏は川遊びを楽しめます。

古い建物をリノベーションしたカフェ。テラスで川のせせらぎを聞きながら、萩焼の器でコーヒーを。

足を延ばして元乃隅稲成神社へ。赤い鳥居が海へと連なる、ここだけの絶景。

問い合わせ
長門湯本温泉旅館協同組合
TEL:0837-25-3611
http://yumotoonsen.com/

一般社団法人 長門市観光コンベンション協会
TEL:0837-27-0074
https://nanavi.jp/

編集者から
温泉街には大小さまざまな宿泊施設が並び、中には世界の要人も宿泊したことがある由緒ある旅館もあります。宿泊はもちろん、日帰り入浴でもゆったりとした時間を味わってみませんか?

アクセス 東京駅→新幹線で5時間→新山口駅→新幹線こだまで10分→厚狭駅→JR美祢線で1時間→長門湯本駅 / 東京駅→新幹線で5時間→新山口駅→長門市直行バスで90分→長門湯本駅
このページの情報は 2018年10月の情報です。
ライター
att.JAPAN編集部
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