リニューアル後の道後温泉と周辺の観光スポットを紹介!

道後温泉の歴史

道後温泉は日本最古の温泉といわれています。「日本書紀」、「源氏物語」などの文献にも登場するなど、古くから名湯として知られています。

また、道後温泉のシンボルでもある「道後温泉本館」は、1994年に公衆浴場で初めて、国の重要文化財に指定されました。

リニューアル後の道後温泉本館

耐震化などのため、2019年から一部で営業を続けながら大規模な保存修理工事が進められてきた道後温泉本館。歴史ある建物の外観などはそのままに、快適さも備わった温泉施設に生まれ変わりました。

新しい休憩室やアメニティ、冷暖房機器の設置、脱衣室の洗面台の整備などが行われ、より心地よい温泉体験を楽しめます。浴室については、歴史的・文化的価値をそのまま残していくという方針で、見た目がなるべく変わらない形で工事が進められたそうです。また、3階には「坊っちゃんの間」という、松山に教師として赴任したのちの文豪・夏目漱石(1867~1916)が友人で俳人の正岡子規(1867~1902)と利用したといわれる部屋があり、道後温泉本館利用者は自由に見学できます。

周辺の観光スポット① 道後温泉 空の散歩道

道後温泉本館の南側には「道後温泉 空の散歩道」があり、道後温泉街を一望できるビュースポットとなっています。

足湯やベンチも設けられており、庭には藤棚のほか、季節の花が植えられています。地元出身の正岡子規が詠んだ句碑も設置されていました。足湯で温まりながら、のんびりと道後温泉街の風景を楽しめるおすすめスポットです。


周辺の観光スポット② 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

道後温泉本館の近くには、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」があります。

飛鳥時代(6世紀末~710年) の建築様式を取り入れた外観は古の雰囲気を感じされる一方で、内観には最先端のアート作品なども展示されています。例えば、浴室の壁には和歌の世界をテーマにしたプロジェクションマッピングが投影され、詩情あふれる自然美の演出を楽しみながら湯浴みを堪能できるんです!

休憩室では浴衣を着て、畳の上に座布団を敷いてお茶菓子を頂くなど、日本らしさを感じる経験ができました。


URL https://dogo.jp/onsen/asuka

周辺の観光スポット③ グルメ・カフェ

道後温泉には、愛媛県の郷土料理である鯛めしを味わえるお店がいくつかあります。今回私が訪問したのは、道後温泉本館から徒歩2分の距離にある「宇和島 鯛めし 丸水」です。新鮮な鯛の刺身を醤油や生卵のタレに漬け込み、温かいご飯の上に乗せて食べます。
鯛はしっかりとした歯ごたえがあり、甘辛い醤油と卵のまろやかさが合わさったタレと相性が抜群で絶品でした!

 

また道後温泉にはカフェも多く、私も路地裏にある「mononofu.」に行きました。店内は、近くの商店街とは一線を画すスタイリッシュな空間。カウンター席のほかにも階段に座る席や、その下には人工芝が敷かれた隠れ家のようなユニークな席もあります。コーヒーやスイーツのほか、クラフトビールなどのアルコールメニューもありました。

私はオレンジエスプレッソを注文。愛媛の丸絞りミカンジュースとエスプレッソが個人的には意外な組み合わせでしたが、すっきりとした味わいで美味しくいただきました。

まとめ

道後温泉は歴史と伝統の中に、現代的な要素も感じられる温泉地です。温泉以外の観光スポットやグルメ、カフェなども豊富で一日中楽しめます。ゆったりと温泉旅を堪能しましょう!

URL https://dogo.jp/onsen/honkan

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ライター
Akito
徳島出身で東京の下町エリアに住んでいるAkitoです。銭湯と旅行が好きで、週1で銭湯に通い、月1で旅行をしています。最近は都内の行ったことのないエリアを散歩することにハマっています!

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