埼玉:地元目線でめぐる、西武線沿いと春日部の魅力

埼玉県は東京の北側に隣接する県で、東京のベッドタウンでもあります。地味なイメージも持たれがちな県ですが、実は魅力的な観光スポットもたくさんあります。今回は、埼玉県在住の編集スタッフK.Sが、地元・西武池袋線沿いのおすすめスポットと、日本の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台である春日部について紹介します!

ライターK.S


西武池袋線沿いに住み続けて28年になります。ほどよく田舎感があるこの沿線が住み良くて、離れられないんです!

 

地元民がおすすめする西武池袋線沿線旅


東京の主要駅の一つである池袋駅から西部方面にのびる西武池袋線。所沢駅から先は埼玉県になります。今回は沿線の観光におすすめな所沢・飯能・秩父の3駅の周辺を紹介します。

所沢駅

池袋から約25分と、東京からアクセスの良いベッドタウン。駅周辺には商業施設やカフェが立ち並び、近年は再開発も進んでいます。

所沢駅①ところざわサクラタウン

日本のポップカルチャーやアートが融合した大型文化複合施設です。目玉は、世界的建築家・隈研吾氏がデザイン監修した「角川武蔵野ミュージアム」。高さ約8メートルの巨大本棚に囲まれた空間があり、プロジェクションマッピングも上映されます。アニメグッズも揃う書店、カフェ、ホテルなども併設されており、ゆったり過ごせますよ。

 

 

アクセス 所沢駅→バス20分→東所沢駅→徒歩10分
営業時間 角川武蔵野ミュージアム 10:00~18:00(最終入館17:30) / 他、施設により異なる
定休日 角川武蔵野ミュージアム 火曜(火曜が祝日の場合は開館) / 他、施設により異なる
URL https://tokorozawa-sakuratown.com/museum.html

所沢駅②温泉バルコニー キング&クイーン

温泉・サウナ・岩盤浴・食事処などが揃う関東最大級のスパリゾート。市街地の一角にありながら天然温泉も楽しめます。さらにおすすめしたいのが、3種類のサウナと飛び込める水風呂!フードコートも日本の有名チェーンのメニュー含め一日楽しめます!ひたすら癒しを求めている人必見です。
※タトゥーのある方は10×14.5cmのカバーシールで覆える場合のみ利用可。

 

 

 

アクセス 小手指駅→徒歩25分 / 所沢駅(西武池袋線・西武新宿線)、小手指駅(西武池袋線)、新所沢駅(西武新宿線)より無料シャトルバスあり
営業時間 9:00~25:00(土日祝6:00~、金土祝前日~26:00)
定休日 なし ※最新情報はwebサイトをご確認ください。
URL https://king-and-queen.site/

飯能駅

池袋(約50分)と西部秩父(約55分)のほぼ中間に位置し、都会から自然へと移り変わる風景が楽しめるエリア。

飯能駅①メッツァ

北欧のライフスタイル体験施設メッツァビレッジと、ムーミンの物語を主題としたムーミンバレーパーク の2つのゾーンがあります。

 

メッツァビレッジ

ショップやカフェに立ち寄ったり、ものづくりワークショップや湖面を進むレンタルボート体験などが楽しめます。穏やかな森と水辺の景色の中で、リラックスした時間が過ごせますよ。

 

 

 

 

 

ムーミンバレーパーク

フィンランド生まれの人気キャラクター「ムーミン」の物語の世界を体験できるテーマパーク。ムーミンたちが住むムーミン屋敷の再現や、子供から大人まで楽しめるアトラクションもあります。ショップにはここでしか手に入らない限定グッズもありますよ。

 

 

 

アクセス 飯能駅(西武池袋線)よりバス13分、東飯能駅(西武池袋線、JR)・高麗川駅(JR)よりシャトルバスあり
営業時間 webサイトをご確認ください
定休日 不定休
URL https://metsa-hanno.com/metsa/

秩父

埼玉県西部に位置する秩父は宝登山や荒川といった豊かな自然に恵まれた地域で、東京からの日帰り観光地として注目されているエリアです。

 

特急ラビュー

池袋駅~西武秩父駅を結ぶ特急列車。乗換不要、最短77分で到着するので楽ちん!広々としたシートにゆったり座れるだけでなく、左右の窓は足元まで及ぶ大きなサイズで、車窓からの景色も存分に楽しむことができるので、体感ではあっという間に着いちゃいます!

 

秩父①長瀞ラインくだり

船頭のガイドと共に舟で川を下る人気のアクティビティ。国の特別天然記念物に指定された長瀞の岩畳の景色を楽しみながら、ときにはゆったり進み、ときには水しぶきが上がるスリリングな場面もあります!冬季(2026年は1月~2月)はこたつ舟になり、暖まりながら川下りが楽しめますよ。事前予約は不要です!

 

 

 

アクセス 長瀞駅→徒歩1分
営業時間 9:00〜16:00 / 冬季(1月~2月)10:00~14:00
定休日 webサイトをご確認ください
URL https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/boat.html

秩父②三十槌の氷柱

岩肌から染み出す石清水が冬の寒さで凍ることでつくられる巨大な氷柱。高さ約8メートル、幅は約30メートルにも及びます。毎年1月中旬~2月中旬に見頃を迎え、夜にはライトアップも実施されます。自然の神秘的な美しさとスケールに驚かされる氷の芸術です!

 

 

 

アクセス 西武秩父駅→西武観光バス三峯神社線 約40分→三十槌下車
営業時間 8:30~17:00(ライトアップ 平日17:00~19:00、土日祝 17:00~20:00)

秩父③宝登山ロープウェイ / 梅百花園 / ロウバイ園

秩父にそびえる宝登山は、ロープウェイで山頂駅まで登ると、冬から春先にかけて見頃を迎える2つの梅園が広がっています。12月下旬~2月下旬には黄色いロウバイが咲き誇る「臘梅園」、2月上旬から3月下旬には白やピンクの梅が咲き誇る「梅百花園」で、時期によって異なる景色を楽しめます。

 

 

 

 

アクセス 長瀞駅→徒歩20分→宝登山ロープーウェイ山麓駅
営業時間 9:40〜17:00(時期によって異なる)
定休日 なし

秩父に来たらこれ食べて!【ご当地グルメ】

わらじカツ丼

わらじ(藁で編んだ日本の伝統的な履物)のように大きなトンカツがご飯の上に豪快にのった丼。トンカツ1枚でもボリューム満点ですが、枚数を選べる店もあります。

みそ豚丼

味噌ダレで味付けした豚肉がご飯の上にたっぷりのった丼。甘辛い味噌の風味と焼いた豚肉の香ばしさで、ごはんがすすむ味わいです。

みそポテト

じゃがいもを衣で揚げ、甘辛い味噌だれをたっぷりかけた秩父のローカルフード。地元ではおやつとしても親しまれています。

イチローズモルト

秩父蒸溜所で生産されている、世界的に高い評価を得ているウイスキー。フルーティーな香りとまろやかな口当たりがウイスキー初心者でも飲みやすい!冬はお湯割りもおすすめ。
※一般見学や直売所の営業はしていません。

秩父のクラフトビール

地元産の麦やホップなどの素材を活かして造られる地ビール。秩父の湧き水はビール造りに適した軟水で、ブルワリーも多く点在しています。

秩父ホルモン

新鮮な豚のホルモンを香ばしく焼き上げて食べます。諸説ありますが、昔この地に養豚場が多かったことがきっかけでホルモン屋が増えたとされており、地元では「焼肉」と言えばホルモン焼きを指すんだとか!

 

全部食べたくて迷っちゃう人へ!

西武秩父駅前温泉 祭の湯

西武秩父駅直結の温泉施設「祭の湯」には、フードコートと土産店エリアが併設されており、秩父名物が集結しています。ここに行けば紹介したものすべて堪能できちゃいますよ!旅の締めくくりに温泉で疲れを癒すのも良いですね!

 

 

アクセス 西武秩父駅前
営業時間 フードコート 平日11:00~18:30/土日祝11:00~19:30、物販エリア 平日9:00~18:30/土日祝 9:00~19:30、温泉 10:00~22:00(土日祝6:00~9:00朝営業あり)
定休日 なし

春日部市

筆者も子供の頃から大好きな日本の人気まんが・アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台である春日部。しんちゃん好きはもちろん、日本でローカルな雰囲気を感じたい人も是非訪れてみてください!

春日部市①ゲーセン クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ

クレヨンしんちゃん一家と写真を撮れるフォトスポットや展示、ゲームセンターなどがあり、アニメの世界観に浸ることができます。オリジナルフレームのプリントシール機で、一緒に記念撮影もできますよ!

 

 

 

アクセス 春日部駅→徒歩4分
営業時間 10:00~20:00(16歳未満は~18:00)
定休日 不定休

春日部市②みどりスーパー

埼玉愛が止まらない、地元民御用達のローカルスーパー。「春日部プリプリケツぷりんパン」や「そこらへんの草天丼」(ご近所の農家さんがつくってる新鮮な野菜の天丼)など、ここでしか出会えない突拍子もない商品が話題を呼んでいます!

 

 

 

 

アクセス 南桜井駅→徒歩5分
営業時間 10:00~19:00
定休日 日曜、祝日の月曜
URL https://www.instagram.com/supermidori/

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ライター
Sana
東京都生まれのSanaです。好きなものは旅行、ダンス、お酒、激辛料理、サウナ、遊園地の絶叫マシン、カメラ、ものづくりなど好奇心旺盛。行きたいとこリストは1500件以上!自分自身も楽しみながら情報発信していきます!

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