紅葉色づく秋の京都へおでかけ
京都の秋
京都の紅葉の見ごろは例年11月上旬頃から12月上旬頃ですが、その年の気候などの影響を受け、多少前後することがあります。標高が高い北部や西部は市内中心部よりも見ごろが早くなります。
京北エリア 周山街道の秋
周山街道(国道162号)は、京都市右京区を通り、福井県小浜市へ続く山間の街道。古来より物流の大動脈として栄えたルートで、主に運ばれたのは魚介類。中でも鯖が特に多く、若狭(福井県)から京都へ魚介類を運ぶための「鯖街道」の一つとして有名です。
鉄道や自動車が普及する以前の時代には、若狭湾で取れた鯖は行商人に担がれて徒歩で京都に運ばれました。冷凍技術のなかった当時は、生鯖を塩でしめて陸送する方法が取られ、京都まで輸送するのに丸1日を要しましたが、京都に着く頃にはちょうど良い塩加減になり、京都の庶民を中心に重宝されたといわれています。
現在も日本海へ至るメインルートであり、山林と里山風景の美しいルートとして人気の道です。周山街道沿いの自然と紅葉を楽しんでみませんか。
清滝~三尾ハイキング 高雄
清滝から、清滝川に沿って上流の高雄(神護寺)、槇尾(西明寺)、栂尾(高山寺)までハイキングコースがあります。夏はホタルや納涼川床。秋は紅葉の名所で知られ、錦雲渓と呼ばれる渓谷はひと際美しい紅葉スポット。高山寺は世界遺産。市街地に比べて観光客の姿は少なく、紅葉の穴場スポットです。
清滝~三尾ハイキング 神護寺
愛宕山のふもとにある集落が清滝。京都バス「清滝」で下車し、渡猿橋を渡り、高雄まで約4キロのハイキングコースが伸びています。清滝川の渓谷美を楽しみながら、ゆっくり歩いて約90分で高雄へ。川沿いには旅館や料亭が建ち並び、ランチもよいでしょう。春は山菜、夏はアユ、秋はマツタケ、湯豆腐、京料理を川床で味わうことができます。神護寺へは石畳の階段が続きます。
清滝~三尾ハイキング 高山寺
スタート地点の京都バス「清滝」から高山寺まで約5.5キロメートル、約2時間30分。帰りの「栂ノ尾バス停」は本数が少ないで注意。紅葉の見ごろは11月中旬~12月上旬。
周山城址
1579年、明智光秀が丹波攻めの際に築城。本丸跡の石垣など15の遺構が残ります。初心者でもハイキング感覚で登れる山城。石垣など見ごたえのある遺構が残っているので城郭ビギナーにもおすすめです。
美山かやぶきの里
周山街道のハイライトは、錦秋の里山風景の美しい丹波高原周辺。春の桜や新緑も見事です。築200年前後の茅葺き古民家が密集年前後の茅葺き古民家が密集する美山茅葺きの里は国の伝統的建造物群保存地区に指定され ています。