日本のタクシーの使い方や金額などを分かりやすく解説

日本全国を旅行するとき、タクシーを上手に使えば観光にとても便利です。 タクシーは世界中にありますが、その使い方や金額などは国より様々です。 今回は日本を観光するときに役立つ、日本のタクシーの基本的な利用方法、金額や便利なアプリなどについて解説します。 この記事を読めば、日本でタクシーを利用する基礎知識が身につきます!

1.日本のタクシー

タクシーは、今の自分の居場所から目的地まで送迎してくれるサービスです。 電車やバスなどに比べて、駅やバス停に行く必要がないので利便性が高いのが特徴ですが、その分利用料金は他の公共交通機関よりも高くなります。 公共交通機関が十分に網羅されていない地方や、東京や大阪などの大都市であっても、目的の場所が駅から遠かったり、疲労が溜まっていたり、電車の使い方がよくわからない場合などにタクシーは重宝します。 タクシーは空調管理や清潔感も高く、とても快適に移動できます。 また、観光に特化した「観光タクシー」というものもあり、これはメーターで料金が決まるのではなく時間貸しのタクシーになります。 主に観光地で提供されており、電車やバスよりも小回りが良く利便性が高いこと、そしてスーツケースやお土産などの荷物もずっとタクシー内に置いておけるというメリットがあります。

2.タクシーの使い方

日本のタクシーの利用方法で主流なのは下記の3つの方法です。

①タクシー乗り場での乗車 ②流しタクシーを捕まえる ③電話・WEB・アプリでの予約

まずは、【①タクシー乗り場での乗車】aですが、駅や商業施設にあるタクシー乗り場から乗車します。 昔からある乗り方ですが、メリットとしてはタクシーが待機していること、デメリットとしては、現在地によっては距離があったり、タイミングによって長蛇の列ができることでしょう。

そして、【②流しタクシーを捕まえる】ですが、まず「流しタクシー」とはタクシー運転手による1つの営業方法であり、道を走りながらお客様を探す方法です。 利用者は移動せずにタクシーを捕まえられるメリットがある一方で、場所やタイミングによってはタクシーがなかなか捕まらないということがあります。

最後に【③電話・WEB・アプリでの予約】ですが、電話予約は外国語での対応が可能なタクシー会社もありますが、多くの場合、日本語の能力が必要です。WEBから予約できる場合もあり、これも会社によっては外国語対応が可能です。アプリについては次の項目でご説明します。

この3つの中では、外国人旅行者の方は①か②のやり方でタクシーを利用することが多いと思います。 ちなみに、タクシーを捕まえる際に覚えておきたいサインがあります。 日本のタクシーには車体から前方に向けて表示する表示板があり、ここに表示されているものによって空車か利用不可か、割増金額が適用されているかなどがわかります。 例えば、街角などで流しタクシーを捕まえられる表示は「空車」と「割増」です。 空車はお客さんが乗っていない状態、割増は早朝や深夜など割増料金が適用されている状態です。 続いて、乗車不可の表示には、「賃送」・「支払」・「貸切」・「予約」・「迎車」・「回送」などがあり、よく見かけるのは賃送=利用中、回送=営業所の車庫に戻っている途中か運転手の休憩中です。 空車は赤色であることが多かったり、最近では、英語表記も増えています。 また、日本のタクシーには後部座席に座ることが一般的だったり、ドアが自動開閉するなど海外とは異なるルールがあります。

3.タクシーアプリ

近年、日本ではタクシーアプリがよく使われています。 事前にアプリで予約をして、指定場所まで来てもらい乗車します。 もちろん日本語でのコミュニケーションも必要ありません。 自分のスマートフォンで呼べるので、外国人旅行者でも簡単で手軽にできるやり方です。 海外にもUberなどがありますが、日本にもUberTokyo (https://www.uber.com/global/ja/cities/tokyo/) やGO (https://go.goinc.jp/)などその他国内のアプリがありますのでぜひ利用してみてください。 支払いもクレジットカードなどで完結し、とても簡単です。

4.金額は?

(参照:http://www.taxi-japan.or.jp/)一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会

タクシーの金額は、都道府県により異なります。 例えば、外国人に人気の観光地がある東京・大阪・京都・広島・沖縄などでも乗車距離に関係なく必ず発生する初乗り額には下記の通り、差があります(普通車の上限運賃で比較)。

東京:500円 大阪:600円 京都:500円 広島:750円 沖縄:560円 ※2023年10月時点

この初乗り金額に加えて、行き先までの距離や時間、待機時間、深夜・早朝料金などが追加されます。 タクシー料金の精算は基本的に乗車後になりますので、どのくらいかかるか不安な場合は、タクシーアプリで事前に確認すると安心でしょう。

5.支払い方法は?

日本でのタクシーの支払い方法はいくつかあります。 主な決済方法は以下の5つです。

現金 ・クレジットカード ・ネット決済 ・電子マネー ・タクシーチケット

外国人旅行者であれば、おそらく現金とクレジットカードでの支払いになるでしょう。 クレジットカードは、VISAやMasterCardなどであれば基本的には海外発行のカードでもOKです。 母国から持ってきたカードでそのまま決済ができます。 タクシーを上手に利用して、日本での観光を思い切り楽しんでください!ドアの自動開閉など、日本ならではのタクシー文化もぜひ体験してみてください。

このページの情報は 2023年10月の情報です。
ライター
att.JAPAN編集部
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