温泉×ダンス!チームatt.JAPANの挑戦 Vol. 1

群馬県の草津温泉は自然湧出量日本一を誇る日本屈指の温泉のひとつ。恋の病以外はなんでも治すと言われたほど高い効能でも知られ、様々な温泉施設があり温泉めぐりが楽しめます。東京から電車で約2.5~3時間で行くことができます。 その草津温泉で、2019年5月11日・12日に「第5回 熱湯 湯もみダンス選手権 in 草津温泉が開催され、私たちatt.JAPANのメンバーも、日本の温泉の魅力を知り、世界に発信するために参加しました!

「熱湯 湯もみダンス選手権 in 草津温泉」とは?

草津温泉の伝統「湯もみ」を広く知ってもらうために2015年に始まったダンスコンテストで、5人以上のグループでエントリーできます。ダンスのジャンルはヒップホップやポップス、伝統舞踊など何でもOK。「湯もみ」の動きを取り入れたオリジナルの「湯もみダンス」で競い合います。 決勝戦は草津温泉の名所、「熱之湯」で本物の温泉を前にダンスを披露。湯けむりとダンスの熱気で会場は大盛り上がりです!

※2019年のエントリー受付は終了しています。

URL http://www.kntbc.jp/yumomi2019/

「湯もみ」とは?

草津温泉の源泉は50℃近くになる熱さで、そのまま入浴できません。しかし水でぬるめると温泉の効能が薄れてしまうため、考え出されたのが「湯もみ」。熱い源泉の中に木製の長い板を入れて湯をもみ、入浴できるまで一定の温度に下げる工夫です。江戸時代(17世紀~19世紀半ば)にはすでにはじまっていた草津の伝統です。 みんなで息を合わせて湯をもむときに歌う「湯もみ唄」も特徴で、現在では「熱之湯」で湯もみの歌や踊りが公演されています。

チーム結成

集まったのは東京で日本語や日本文化、ビジネスを学ぶ学校に通う外国人14人。全員温泉に入ったことがなく、草津温泉や湯もみに興味津々。

ネパール、モンゴル、中国、ベトナムなど出身国も、通う学校も別々です。当日まで、ダンスの練習は学校ごとに行ったり、個人練習のみ。

5月11日、初めてチーム全員が顔を合わせ、東京駅から新幹線で軽井沢へ、そしてバスで草津に向かいました。中には初めて新幹線に乗ったというメンバーも!

大会の幕開け

予選当日に初めて14人そろっての練習。入念に振付を確認します。おそろいのatt.JAPANのTシャツに、首にはお風呂で使うタオルを巻いて、衣装も温泉気分。 初めて全員そろったとは思えないほど、ダンスの息はぴったり!

練習を終えたら13:00からついに予選がスタートです。会場は草津町の草津音楽の森国際コンサートホール。

大勢の観客を前に出番を待つ間も、メンバーは余裕の表情。

元気いっぱいの子どもたちやキレのあるパフォーマンスのダンサーたちなど、2019年のエントリーは個性あふれる10チーム。

日本だけでなく、モンゴルやブラジル出身者のチームもいて国際色豊かです。 モンゴルの伝統的な踊りを披露する「モンゴルチーム」。

小学生とは思えないほどアグレッシブでカッコいいダンスのチーム「EMK Kid’z」。

クラシックバレエの優雅な動きで会場をうっとりさせたチーム「ブラックスワン」。

そしてついにチームatt.JAPANの出番!まずはそれぞれの国の言葉であいさつし、草津の魅力を世界に発信したい意気込みを語り、ダンススタート。

世界的に話題のクイーンの楽曲メドレーで会場を沸かせました。振付には湯もみダンスらしくお風呂で体を洗ったり、お湯をかける仕草も取り入れています。

横断幕を出してフィニッシュ! パフォーマンス後の司会者とのトークでは、初めての草津温泉について話して会場の笑いをとる場面も。

予選の結果はいかに

全10チームのパフォーマンスが終わり、予選の審査結果発表に…。10チーム中7チームが明日の決勝に進出します。 果たしてチームatt.JAPANの結果は…

残念ながら予選敗退…!審査員たちからは、どのチームも一生懸命のダンスで非常に接戦だったとのこと。メンバーの顔には落胆の表情が浮かんでいましたが、実は明日、決勝戦の前に敗者復活戦があり、そこで勝ち進めば決勝に進出できるのです。

気を取り直して敗者復活戦に臨むため、メンバー一同草津の温泉街へ繰り出しました。

草津温泉を満喫 イタリアンジェラート店グランデフューメ草津

まずは人気のイタリアンジェラート店グランデフューメ草津で、ジェラートとラスクの食べ放題(500円)で疲れた体を癒しました。

草津温泉を満喫 「湯畑」

そして訪れたのが草津温泉のランドマーク「湯畑」!

毎分4000リットルもの温泉が湧き出ていて常に湯けむりを舞い上げています。湧き出た温泉を、連なる木製の桶に流して湯の温度を調整したり、温泉の成分である湯の花を採取するための仕組みです。

ちょうど夕暮れ時で温泉の色がエメラルドグリーンに輝いていました。初めて見る光景に写真撮影が止まらないチームatt.JAPAN!

周辺のお店でお土産を買ったり、初めての足湯に浸かったり、みんな思い思いの時間を過ごしました。

草津温泉街には歴史ある温泉旅館のほかにも、公共浴場や気軽に浸かれる足湯もあります。

浴衣姿で外湯めぐりを楽しむ人たちもたくさん。

夜には湯畑のライトアップも行われ、昼とは違った神秘的な景色を見ることができます。この日はさらにイベント湯畑キャンドル「夢の灯り」も開催され、光泉寺の石段がキャンドルで彩られ、草津温泉観光大使「ゆもみちゃん」が現れました。湯けむりとキャンドルの幻想的な光景に一同も夢中…

温泉旅館の豪華な食事を堪能し、そして初めての温泉にも挑戦しました。

温度の違ういくつもの温泉や露天風呂など、日本の温泉文化を体験。

温泉の効能で肌もツヤツヤになった後は、翌日の敗者復活戦に向けて、ダンスをよりパワーアップさせるべく練習も続けました。

果たしてチームatt.JAPANは敗者復活戦突破なるか…!? 後半に続く

このページの情報は 2019年5月の情報です。
ライター
att.JAPAN編集部
att.JAPAN編集部は20~30代を中心にした旅行好きのメンバーが集まったグループです。日本全国の観光やグルメ情報のほか、温泉や旅館など幅広い情報をお届けしています。有名な観光スポットはもちろん、日本全国の最新施設のニュースや東京の穴場エリアの紹介、1日散策モデルコース、アニメの聖地巡りなど、att.JAPANならではの情報も多数掲載しています。外国人ライターが切り取った日本を紹介するコンテンツもあります。

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