群馬県の北西、新潟県の県境に近く、上信越高原国立公園の東部に位置する四万温泉。四方を取り囲む千メートル越えの山々の間を縫って流れる四万川の流れに沿うように四万温泉街はあります。鹿の住む森林、滝、ダム、そして川に囲まれ、昔から太宰治（1909～1948年）や与謝野晶子（1878～1942年）等、自然を愛する文人達に愛されてきました。
四万温泉：自然の力を身体に充電できる秘湯
四万温泉：自然の力を身体に充電できる秘湯
四万温泉には40か所以上の源泉があり、そのほとんどが自噴泉、つまり地球の自然の力でこんこんと湧くパワフルな温泉です。主な泉質は美肌に嬉しいナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩泉であり、湯は飲めば胃腸にいいともいわれています。飲泉は内臓の活性化をサポートし、体を内側から温める効果があるそうです。温泉街には飲泉所も点在するのでぜひお試しください。（各飲泉所に掲示の用法・用量を守って飲みましょう）
1000年前から湯治客が訪れているともいわれており、四万温泉の名は、四万の湯が「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」であるとする伝説に由来するともいわれています。
老舗旅館「積善館」の前の赤い橋から続く落合通りは、30年前にタイムスリップしたようなレトロな雰囲気の温泉街で、浴衣と下駄姿が似合う小さな路地が続き、地酒のお店やお土産店などが軒を連ねます。また、30以上ある旅館では、新鮮な野菜や綺麗な水が育んだ川魚などの地元の食材を使った料理を楽しめます。
温泉街には信号機も歓楽的な場所もなく、四季折々の自然が最大のおもてなし。
茅葺屋根の見事な日向見薬師堂、美しい絹糸のような滝の数々、自然が作り出した甌穴など見どころがたくさん。
中でも不思議な青色が印象的な奥四万湖は、森に囲まれているため波が少ないこともあり、鏡のような美しい湖面を楽しめます。春の新緑や秋の紅葉の名所でもあり、散策におすすめです。
身体の内側から癒してくれる四万温泉は、ゆったりと静かに過ごすのにおすすめの温泉です。
| アクセス | 東京駅→上越新幹線で50分→高崎駅→JR吾妻線で50分→中之条駅→関越交通バスで30分→清流の湯入り口バス停（四万温泉） |
| 電話番号 | 0279642321 |
| URL | https://nakanojo-kanko.jp/shima/ |
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2021年5月の情報です。
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att.JAPAN編集部
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