福島県の内陸部、福島市に位置する飯坂温泉。奥州3名湯に数えられる温泉で、1689年に俳人・松尾芭蕉が立ち寄り、有名な『奥の細道』にも記されている歴史ある温泉地です。
40℃以上の熱めの湯温で、湯冷めしにくいのが特徴。泉質はやわらかく、無色透明のアルカリ性単純温泉。疲労回復・健康増進に効能があるといわれています。こじんまりした温泉宿から大規模な旅館・ホテルまで様々な宿泊施設があり、泊まるだけでなく日帰り入浴ができるところもたくさん。さらに街には9つもの共同浴場があり、200~300円とリーズナブルに温泉に浸かれます。
「鯖湖湯」は飯坂温泉最古の共同浴場で、松尾芭蕉もここで温泉を楽しんだと伝えられています。熱めのお湯に思わず「アツッ!」と声を出してしまう人も多いそうですが、それをきっかけに地元の方と話が弾むことも多いのだとか。共同浴場ならではの地元の方との交流ができます。
歴史ある温泉街であるため、周辺には歴史的な建築物や寺社仏閣も多く残ります。また、フルーツ栽培が盛んでとくに夏から秋にかけて旬を迎える桃・梨・ぶどうのフルーツ狩りをできる果樹園もたくさんあります。温泉とフレッシュなフルーツで体を潤しに出かけましょう!