会津・福島県

福島県は大きく分けて、西部の会津地方、中央部の中通り、東部の浜通りの3地域に分けられる。
今回は、自然や歴史、食、温泉に満ち溢れた会津を中心にご紹介しよう。

会津若松・南会津

SAMURAI CITY、会津若松

会津の中心地、会津若松は福島県の西部。徳川家ゆかりの松平家の本拠地で200年前まではサムライ達が町を歩いていた。会津若松駅や七日町(なぬかまち)駅から市のシンボル鶴ヶ城までの道のりには、江戸時代の面影を残す建物が所々に残っており、運が良ければ侍姿の道案内をする男性に会えるかもしれない。

鶴ヶ城は現在、改装中のため、通常屋根の上に載っているシャチホコを近くで見ることができる。(平成22年11月23日まで)瞳には2カラットのダイヤモンドが埋め込まれている。

城内の茶室麟閣では抹茶を楽しむこともでき、御薬園(おやくえん)は回遊式借景庭園で、各種薬草を栽培する薬草園でもある大名庭園だ。御茶屋御殿では抹茶を体験することができる。

会津武家屋敷は会津藩の家老屋敷など江戸時代の雰囲気が再現されている。会津酒造歴史館・蔵元宮泉では酒蔵見学ができる。会津藩校日新館は江戸時代の学び舎を復元。坐禅や弓道なども体験できる。会津の代表的物産、赤べこや絵ろうそく等など手作り体験を楽しむことができる施設もいろいろある。

東山温泉へは市の中心から車で約10分。1300年の歴史を持つ風情ある温泉でくつろごう。

会津鉄道に乗って、南会津

会津鉄道は会津若松から会津高原尾瀬口間まで運行している、情緒豊かなローカル線だ。お座敷+トロッコ+展望車の3つの車両が連なった「お座トロ展望列車」が特に人気が高い。(運転は特定日のみ)

会津鉄道の停車駅の一つである湯野上温泉駅は、日本で唯一の茅葺き屋根の駅舎だ。江戸時代の風情を今に伝えるのは大内宿。宿場の面影を今もそのままに残している。

食事処や民宿なども営業しており、箸代わりにねぎ一本を使って食べるねぎそば、栃餅などの郷土料理を味わいたい。

塔のへつりは吊り橋を渡れば、川や風雨の侵食・風化でできた奇岩の景色が広がる。湯量が豊富な芦の牧温泉は会津若松市の中心から車で25分ほど。大内宿からも近い。渓谷美がすばらしく、温泉街周辺の散策路を歩くのもお薦めだ。足を延ばして、手つかずの自然が残る会津高原や尾瀬などでトレッキングを楽しむのも楽しい。

食の宝庫、会津

会津は食の宝庫とも呼ばれ、こづゆと呼ばれるお吸い物(または郷土料理)やソースカツ丼が有名で、そば、スイーツも事欠かない。北に足を伸ばせば、蔵で有名な喜多方の喜多方ラーメンを味わえる。会津エリア全体には酒蔵がたくさんあり、様々な日本酒を堪能することができる。

会津ぐるっとカード

会津を回るには会津ぐるっとカードがとても便利だ。会津周辺のJR線・会津鉄道・会津バス・ハイカラさん・磐梯東都バスが2日間乗り放題となるほか、観光・宿泊施設や飲食店などの割引優待サービスが受けられる。 大人2600円 会津周辺の駅で購入できる他、全国のコンビニ、JR東日本のみどりの窓口、びゅうプラザ、主要旅行代理店で、引き換えチケットを購入できる。(交換は、会津周辺の駅で)

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福島県

魅力いっぱい、福島県

浜通りにある小名浜では、魚市場で新鮮な魚介を味わうこともできる。
太平洋の「潮目」をテーマにしたアクアマリンふくしまは、ぜひ訪れてみたい水族館。

スパ・リゾートハワイアンズでは、毎日行われるポリネシアンショーや5つの温泉テーマパークと、浴槽面積世界一を誇る大浴場を楽しむことができる。

中通りエリアは、寒暖の差が激しく、日本でも有数の果物王国。桃やさくらんぼ、ぶどうや梨など、地域によっては、実際に果物狩りを楽しむ事ができる。

秋は、秋祭りも各地で開催される。会津まつりは9/22~24、二本松提灯まつりは10/4~6。11/13に行われる須賀川の松明あかしは日本三大火まつりともいわれている。

東京からも近く見どころ溢れる福島。ぜひ一度訪れてみてはどうだろう。

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ライター
att.JAPAN編集部
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