日本への観光を楽しみにしているという方も多いでしょう。
その際に知っておくと安心なのがレンタカーの借り方やガソリンスタンドの使い方です。
レンタカーひとつで観光もより充実するはずです。
日本でのレンタカーの借り方やガソリンスタンドの使い方について
日本で運転をするのに必要な要件とは?
日本の法律では普通自動車の免許が取得できるのは18歳以上と決められていますので、日本でレンタカーを利用するのであれば18歳以上でなければいけません。
18歳以上の方で有効な免許証とパスポートを持っていれば、日本で問題なくレンタカーを利用することができます。
「日本国内在住者であれば日本で発行された免許証」「来日前に自国の自動車協会などで発行してもらう国際運転免許証」「スイス、ドイツ、フランス、台湾、ベルギー、スロベニア、モナコの免許証であれば、免許証とその日本語翻訳」の3種類が日本でレンタカーを利用する際に有効な免許証となります。
日本でのレンタカーの借り方について
日本でレンタカーを借りるときは、インターネットかレンタカーショップの窓口で申し込みをおこなってください。
その際には、以下のような詳細を決めておきましょう。
〇いつ借りるのか
〇いつ返すのか
〇車種
〇乗り捨てが可能かどうか
〇カーナビ、ETC、チャイルドシートなどのオプション
当日飛び込みでの申し込みだとレンタカーを利用できない可能性もありますので、できるだけ早い段階で予約することをおすすめします。
予約ができたら当日は予約した時間よりも早めに来店して各種手続きをおこないましょう。
【レンタカーの返却にあたって】
レンタカーを返却するときには、ガソリンを満タンにしておく必要があります。
レンタカーを返すショップの近くのガソリンスタンドでガソリンを満タンにしておくというのが一般的なやり方です。
レンタカー返却時にガソリンスタンドのレシートの提示が求められますので、レシートは捨てないようにしておきましょう。
もしガソリンスタンドがレンタカーショップから離れている場合や営業時間外で利用できなかった場合には、レンタカーショップでガソリン代を清算できることもあります。
ただし、その際には少し割高になることが多いので、注意しておきましょう。
ちなみに、レンタカーショップによっては返却時にガソリン満タンにする必要がないプランが用意されている場合もありますので、申し込みの際にプランをよく確認しておいてください。
【レンタカーの料金】
レンタカーは4人から5人乗りの乗用車の場合、1日あたり5,000円から1万円くらいが相場だと言われています。
ただし、車が大型になればなるほど料金も高くなりますし、地域や時期によっても料金が変わってきますので注意しておきましょう。
【保険について】
日本では自動車の保険加入が義務付けられています。レンタカーを借りる際には、車両保険が既に含まれていることが一般的であり、万一の事故時に対して車両の修理費用をカバーします。
また、免責金額が設定されており、事故時には免責金額を自己負担しなければならない場合があります。免責金額はレンタカー会社によって異なりますので、契約前に確認しましょう。
望ましくはないですが、もしも事故を起こしてしまった場合には、
・まずは警察
・次にレンタカーショップ
に連絡してくださいね。
東京でレンタカーを借りる場合には?
日本の首都である東京でレンタカーを借りる場合も、先で触れたレンタカーの借り方と基本的には同じです。
ただし、大都市である東京は交通量が多く、レンタカーだと逆に不便になってしまう可能性もあります。
東京であれば、電車や地下鉄、バス、タクシーなどの公共交通機関を利用したほうが移動はスムーズかもしれません。
日本の交通ルールについて
日本では車は左側通行、赤信号では必ず止まる、歩行者優先など様々なルールがあります。道路標識についても事前に確認しておきましょう。
【左側通行】
日本では左側の車線を走るルールになっています。世界的には右側通行の国が多いので、このルールに戸惑ってしまう人もいるかもしれません。逆走にはくれぐれも注意してくださいね。
【高速道路のルール】
高速道路の最高速度は100km/h、最低速度は50km/hと定められています。この範囲を超えると取り締まりの対象になるので注意が必要です。天候や工事によって、最高速度が引き下げられている場合も少なくありません。速度標識をしっかり見て運転しましょう。
【高速道路の料金】
高速道路を使うときには、乗るときと降りるときの2回、料金所のゲートを通らなければいけません。どちらもグリーンの「一般」とブルーの「ETC」、2種類のレーンがあります。
「一般」レーンから入場した場合、乗ったインターを記した通行券を受け取り、出口ではその場で料金を支払う必要があります。
一方ETCとは、停車せずに料金所を通過できるシステムです。クレジットカードと紐づいた専用カードから、後日通行料金が引き落とされる仕組みです。専用カードはレンタカーショップで借りることができます。借りた場合は、車を返却する際、通行料金も一緒に精算します。
現在9割以上の車がETCレーンを通過しているとされ、ETCレーンしかない料金所も年々増えています。時間短縮になるほか、割引が受けられるというメリットも。ETCレーンを通るだけで、深夜0時~翌朝4時までの間は全国どこでも深夜割引で30%引きになるほか、土日祝日は休日割引として30%引きになるところがあります。
日本の高速道路料金は、世界の国々と比べても割高と言われていますが、うまく使えばお得に旅ができますよ。
詳しいルールについてはこちらをご覧ください。
https://rental-car-tips.jp/en/rules/
駐車場の使い方
駐車料金は場所によって大きな幅があります。地方では1時間100円程度のところもありますが、東京や大阪の都心では1時間1000円を超えることも。また、人気観光地近くの駐車場は料金が高い傾向にあります。
駐車場によっては、昼と夜で価格が違うところや、一定時間以上利用するとそれ以上料金が上がらない「最大料金方式」を取っているところもあります。
有料駐車場のシステムは大きく分けて2種類あります。入場時に駐車券を受け取り、出る際に券を出して精算する「ゲート式」と、駐車場所の番号を精算機に入力して精算する「ロック式」です。
【ゲート式】
ゲート式は大型施設などでよく導入されているシステムです。入場ゲートで入場時間などが記された駐車券を受け取ります。駐車券は出庫する際にも必要なので、なくさないようにしましょう。精算機に入れるか、スタッフに渡して精算します。
【ロック式】
ロック式は、比較的小さな駐車場に多いシステム。空いている場所にそのまま駐車します。タイヤを感知すると、数分後にロック板が上がります。用事を済ませたら、精算機に駐車位置の番号を入力し、精算します。精算するとロック板が下がって出庫できるようになります。精算後はすぐに出庫しないとロック板が再度上がってしまうので注意してくださいね。
どちらの駐車場も、現金で精算する場合には5千円、1万円札が使えない場合がほとんど。小銭か千円札を用意しておくといいでしょう。
日本でのガソリンスタンドの使い方について
では、最後に日本でのガソリンスタンドの使い方についてお話ししておきましょう。
基本的にガソリンスタンドはどこにでもあり、ガソリン1リットルあたりの料金をわかりやすく目立つように表示しています。
日本のガソリンスタンドには「スタッフの方がガソリンを入れて、窓拭きなどもしてくれるフルサービス」と「自分でガソリンを入れるセルフサービス」の2つのタイプがあり、フルサービスよりもセルフサービスのほうが安いですが、そこまで大きな差ではありません。
日本のガソリンスタンドでのセルフサービスに自信がない場合には、フルサービスを利用するといいでしょう。
ガソリンの種類としては主に「レギュラー(普通車用)」と「ハイオク(ハイオク車用)」があり、レンタカーの車種によって使いわけるようにしてください。
もし普通車でレギュラーガソリンを満タンにしてほしいという場合には、日本語で「レギュラー満タン」と言えば通じます。
レンタカーで快適な旅を
場所にもよりますが、やはり日本での観光はレンタカーがあるととても便利です。
日本でのレンタカーの借り方やガソリンスタンドの使い方を勉強して、日本での旅を満喫しましょう。
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