緑あふれる初夏の京都

初夏から夏にかけては、京都の青もみじがきらめく季節。青もみじは赤く色付く紅葉前のカエデのこと。緑あふれる京都。うっとりするような美しさを体感しませんか。  
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■洛北

三千院

自然豊かな大原にある、1200年の歴史を持つ寺。あじさいや紅葉で有名ですが、新緑や青もみじも美しく、苔の庭も見事。 貴船神社 水の神様をおまつりする神社。参道に並んだ朱色の灯籠と青もみじのコントラストが美しい。

蓮華寺

庭園が美しい寺。初夏には山門から書院へ続く参道が芽吹き立ての新緑に包まれます。少し観光コースからは離れた場所にあるため、紅葉の時期以外は観光客も少なく静かに楽しむことができます。

光明寺 瑠璃光院 比叡山のふもとにある寺。通常非公開ですが、青もみじと紅葉の時季にのみ特別公開されます。 ※公開時期は毎年変わるので公式サイトで確認しましょう

曼殊院 平安時代に始まる天台宗の寺院で、室町期以降、皇室一門が住職を務める門跡寺院となりました。例年5月初旬に開花する大書院前のツツジを楽しみに拝観する人も多い。

圓光寺 1601年、徳川家康が教学のために、伏見に建立したのが起こり。1667年に現在地に移転しました。陽光に輝く「十牛之庭」を書院内部の陰影が際立たせる“額縁庭園”が見事。

詩仙堂 徳川家康の家臣・石川丈山が、隠棲のため建立した山荘に始まり、現在は禅寺。例年5月下旬に咲くサツキと、青葉を引き立てます。

実相院 皇室ゆかりの門跡寺院。枯山水と池泉回遊式の2つの庭園を楽しめます。「滝の間」の床を緑に染め上げる“床みどり”が有名。

源光庵 本堂には、有名な丸い悟りの窓と、四角い迷いの窓。窓の向こうには美しい庭が広がり、どちらの窓からもきれいな青もみじの庭が眺められます。

常照寺 天下の名妓として知られる吉野太夫ゆかりの寺院。太夫が寄進したという朱塗りの山門と参道の青もみじとのコラボが美しい。

■洛中

糺の森

賀茂川と高野川が合流する三角州にある下鴨神社境内に広がる森。約12万平方メートルにおよぶ広大な森では約40種、樹齢200~600年の原生林が生い茂ります。幾重にも重なる青もみじが頭上に広がり、小川の水の流れも美しい。観光客も少なくとても静かです。

京都御苑 京都御所の外苑でかつての公家町跡。広大な敷地に砂利の広い道がとおり、木々や芝生が美しい公園です。

北野天満宮 菅原道真公を祀る全国天満宮の総本社。境内西側に広がる史跡御土居(おどい)は、豊臣秀吉が築いた土塁で自然林が残り、初夏は青もみじの清々しい美しさが広がります。 青もみじの公開:5月上旬~下旬。※日程は毎年変わるため、公式サイトで確認してください。

■洛東

法然院 数寄屋風の茅葺きの門が新緑に囲まれています。初夏の朝、清々しい空気に包まれて訪れるのもおすすめです。 ※本堂内部は通常非公開。

真如堂(真正極楽寺) 三重塔、山門、元三大師堂、鐘楼などが並ぶ境内のいたるところに新緑の見どころがあります。

永観堂(禅林寺) 昔から紅葉で名高い寺。山の斜面に架けられた大回廊は階段を上がるごとに視点が変化し約3000本の境内の青もみじを堪能できます。天気に恵まれれば、山上の多宝塔から新緑の京都市街を一望できます。

南禅寺 1628年に再建された巨大木造建築の三門と青葉の組み合わせが目をひきます。また、境内の琵琶湖疏水の水路閣のローマ式の赤レンガ建築と新緑は南禅寺らしい光景を作り出しています。

青蓮院 青葉を繁らせた楠の巨木。相阿弥作と伝える室町時代の庭、小堀遠州作という霧島の庭があり、四季折々に美しい。例年5月下旬はツツジも満開に。

建仁寺 祇園の真ん中に位置する、京都最古と伝わる禅寺。青もみじと苔が調和する「潮音庭」があります。

高台寺 豊臣秀吉の正室・ねねゆかりの寺院。小堀遠州が手がけたという庭園が、新緑に包まれます。

■洛西

神護寺 高雄にある京都屈指の紅葉名所のひとつ。境内、山門に至るまでの長い石段を包み込む青もみじが見事です。

光明寺 長岡京の紅葉名所として有名な寺。総門を抜けると新緑のトンネルが美しい。

善峯寺 広大な境内の山の斜面に立つたくさんの堂塔伽藍。その隙間を青もみじが埋めつくしています。

宝厳院 天龍寺の塔頭寺院のひとつで、春秋に特別公開されます。「獅子吼の庭」は嵐山を借景とする回遊式庭園。

常寂光寺 小倉山の中腹に建つ寺。平安の歌人・藤原定家の山荘「時雨亭」があった所と伝えら、茅葺きの仁王門に青もみじがかかる風情は、定家の和歌の世界を思わせるよう。

旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 真言宗大覚寺派の本山で、嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりの門跡寺院。青もみじやサツキが彩る大沢池。

二尊院 秋には「紅葉の馬場」と称される、総門から約200mまっすぐに延びる参道。初夏は緑に包まれ、嵯峨野エリアを代表する青もみじの名所。

祇王寺 「平家物語」悲恋の尼寺として知られる寺。苔の庭が有名で、新緑のころは、青もみじに若竹、苔の絨毯が織り成す幻想的な緑の世界が広がります。 地蔵院(竹の寺) 境内が竹に包まれていることから「竹の寺」と呼ばれています。参道から新緑に竹、苔の絨毯と緑のグラデーションが美しい世界へ。

■洛南

東寺(教王護国寺) 新緑越しに見る五重塔(国宝)。堂々たる伽藍を清々しい新緑が包み込みます。例年5月~6月にはサツキも楽しめます。世界文化遺産。

東福寺 緑に染まる広大な境内。その中に浮かぶ通天橋を臥雲橋から眺めるという大スケールの青もみじが楽しめます。

醍醐寺 醍醐山全体が境内となる広大な寺。山全体が敷地のため、木々の種類が多く、色合いのちがう青もみじが楽しめます。世界文化遺産。

勧修寺 質朴な雰囲気の中に王朝の典雅さが感じられる寺。広大な境内で青もみじが楽しめます。初夏の花々も美しい。

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URL https://skyhopbus.com/kyoto/ja
ライター
att.JAPAN編集部
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