定山渓温泉は北海道札幌市南区に位置し、札幌市の中心部から車で40分、高速バス「かっぱライナー号」で約1時間という近さが魅力で、日帰りで訪れる旅行者も多くいます。支笏洞爺国立公園の一部になっており、札幌市中心部とは異なる、自然に囲まれた風光明媚な温泉街の風情を味わえます。
定山渓温泉:都市部からすぐ絶景に出会える、 “札幌の湯の杜”
もくじ
定山渓温泉
温泉地としての歴史は1866年に湯治場として開かれたことに始まります。定山渓温泉は温泉の湧出量が多く、源泉は56ヵ所、60~80℃の湯が毎分8,600ℓも湧き出しています。ポンプを使わずに自噴する温泉のみを利用している温泉地は全国的にも珍しく、源泉かけ流しの温泉旅館も多くあります。泉質はナトリウム塩化物泉で、寒さ厳しい北海道の冬でも体の芯からポカポカに温まるでしょう。
豊平川の渓流沿いに温泉街が広がっており、豊平川の上流には豊平峡ダムや舞鶴の瀞といった景勝地が点在しています。山と川が織りなす渓谷の絶景はどの季節も美しいですが、とくに人気なのは紅葉の季節。紅葉の見頃は例年10月上旬~中旬で、この時期は定山渓の散策路が大いに賑わいます。散策路の起点となる「二見公園」と「二見吊橋」は紅葉の名所として有名で、整備されているので歩きやすく、気軽に紅葉の絶景を見ることができるのでおすすめです。
定山渓のシンボルである真っ赤な二見吊橋と紅葉の組み合わせが撮影できます。吊橋からは妖怪・かっぱの伝説が残る「かっぱ淵」や、三重県の有名な「夫婦岩」に似た「二見岩」が望めます。
豊平峡ダムは北海道の中でも有数の紅葉の名所。湖と周囲の自然が織りなすダイナミックな絶景を楽しめます。
雄大な自然の中でアクティビティができるのも定山渓温泉の特徴です。紅葉を眺めながらの豊平川でのカヌーや、雪原でのワイルドな乗馬体験などを楽しめます。
1月末から2月初旬の恒例イベント、「雪灯路(ゆきとうろ)」。定山渓神社の境内に飾られた無数のスノーキャンドルが、幻想的な光景を作り出します。
温泉旅館では、秋は紅葉、冬は雪を眺めながらゆっくり温泉を楽しめます。
アクセス | 羽田空港→飛行機で90分→新千歳空港→JR快速エアポートで40分→JR札幌駅→直行バス「かっぱライナー号」(予約制)で60分→定山渓温泉 |
電話番号 | 0115982012 |
URL | https://jozankei.jp/ |
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このページの情報は
2022年8月の情報です。
ライター
Ayumi
千葉県出身、甘いものが大好きなAyumiです。大学では日本史学を専攻し、旅先では古代から近代まで幅広く史跡巡りをしています。これまでに訪れた城の数は大小合わせておよそ100か所。アニメや漫画の「聖地」探しにも余念がありません。