せっかくの日本旅行であれば、やはり何日も滞在してその魅力を存分に味わいたいものです。
ただ、滞在期間が長くなればなるほど、洗濯物の問題が出てきますよね。
今回は旅先での洗濯に便利な日本のコインランドリーについてお話ししていきたいと思います。
日本のコインランドリー: 旅先での洗濯
日本のランドリーサービスについて
コインランドリー
日本には様々な場所で無人のコインランドリーが数多くあります。洗濯と乾燥が一体化した機械や、大容量のドラム式洗濯機などが設置されており、近年では、現金のほか交通系ICカードやQR決済に対応している店舗もあります。
ホテルのランドリーサービス
一定数のホテルでは、有料のランドリーサービスが利用できます。朝出せば夕方に仕上がるところもあり、短期滞在でも安心です。また、ビジネスホテルや長期滞在向けの宿泊施設では、セルフ式の洗濯機・乾燥機が設置されていることもあります。
フルサービス:フロントで申し込み、翌日仕上げなど
セルフ式:コイン式で客室フロアなどに設置されている場合が多い
ドライクリーニング店
スーツやコートなど、コインランドリーで洗えない衣類は、街中にあるクリーニング店の利用がおすすめです。店舗によっては翌日仕上げや即日対応もあります。料金や所要日数は、衣類の種類や素材により異なります。
Airbnbなどの民泊施設
Airbnbや一部のゲストハウス、ウィークリーマンションなどでは、室内に洗濯機が設置されていることが多く、無料で利用できます。乾燥機がない場合は、部屋に設置された物干しスタンドなどを使って自然乾燥させます。
日本でコインランドリーを探す
日本でコインランドリーを探すのはそう難しいことではありません。日本の都市部であればホテルやプール、温泉施設など街中にたくさんコインランドリーがあります。まずは滞在中のホテルや旅館に、ランドリーサービスや共用の洗濯機があるかを確認してみましょう。また、Googleマップを開き「コインランドリー」と検索すれば、現在地の近くのコインランドリーを探すことができます。
日本の洗濯洗剤
日本のコインランドリーでは基本的に洗濯洗剤の持ち込みは必要ありません。洗剤を持っていかなくとも、備え付けの洗剤で洗うことができます。ただ、店舗によっては洗濯洗剤が必要になる場合もあります。洗濯洗剤が必要なタイプのコインランドリーであれば、現地の自動販売機などで購入できるようになっている場合が多いです。ただ、洗濯洗剤はドラッグストアやコンビニ、スーパーなどでも売っており、そちらで事前に購入しておいたほうがお得です。日本にはいろいろな洗濯洗剤がありますが、「アリエール」「ボールド」「トップ」「ナノックス」「アタック」などが人気です。また、それぞれで粉末タイプ、ジェルボールタイプ、液体タイプなどの種類があります。コインランドリーで使うのであれば、ジェルボールタイプが使いやすくていいでしょう。
日本のコインランドリーの使い方
コインランドリーの使い方についてですが、コインランドリーを利用する前に小銭を用意しておいてください。コインランドリーを利用するには、小銭が必要です。コインランドリー内に替両機が設置されている場合もありますが、事前に用意しておいたほうが安心でしょう。
基本的に使う小銭は100円玉がメインですが、500円玉が使える機械もあります。必要な金額は店舗や機械によって違いますが、基本的に10kg程度(3人の洗濯物2日分)であれば1000円程度で洗濯から乾燥まで仕上げることができます。
コインランドリーの使い方
洗濯機の使い方
1:洗濯物の量に合わせて洗濯機の大きさを選ぶ
日本のコインランドリーには、さまざまなサイズの洗濯機が置かれていることがあり、旅行中の洗濯物の量に応じて選ぶのがポイントです。
小型(4〜6kg):Tシャツや下着、靴下など、1〜2日分の衣類にぴったり。
中型(7〜9kg):3〜5日分の旅行用の衣類に最適です。
大型(10kg以上):寒い時期のコート類や、滞在が長い場合のまとめ洗いに便利。
2:洗濯機の下から7割から8割ほどを目安に衣類を入れる
3:洗剤と柔軟剤が自動投入されるタイプであればそのままふたを閉める
(自分で洗剤を入れるタイプなら自分で洗剤を入れてからふたを閉める)
4:表示された金額分の100円玉を入れる
5:洗濯機に表示される仕上がりの時間まで待機する
洗濯時間は30〜40分程度なので、旅行の合間でも立ち寄りやすいですね。中には洗濯から乾燥までセットで完了する機種もあるので、時短したいときにおすすめです。
乾燥機の使い方
洗濯後に乾燥機を利用する際の流れは以下の通りです。
1:乾燥機の大きさを選ぶ(大きめのほうが仕上がりはよくなります)
旅行中の衣類や用途に合わせて選びましょう。
小型(4〜6kg):Tシャツや下着など、少量の洗濯物に最適。
大型(10〜15kg):タオルやジーンズ、冬物など、厚手やかさばるアイテムにおすすめです。
2:乾燥機に対して3割ほどを目安に衣類を入れる
3:まずは30分を目安に100円玉を入れる
4:乾燥具合を見ながら希望の仕上がりになるまで100円玉を追加していく
温度設定が可能な乾燥機も多く、「低温」はデリケートな素材に、「高温」はジーンズやタオルに向いています。衣類のタグで洗濯表示をチェックして、縮みやダメージを避けましょう。
日本のコインランドリー利用のマナーとコツ
コインランドリーでは基本的にお互いに知らない者同士が利用することになります。そのため、次に使う人のことも考えて利用しましょう。たまに洗濯や乾燥が終わった衣類がそのまま放置されていることもありますが、勝手にカゴに出してはいけません。もしコインランドリーにスタッフがいるようであれば、困ったときにはスタッフに声をかけて対応をお願いしましょう。
また、コインランドリーには洗濯用ネットを持っていくと便利です。デリケートな衣類やジッパーなどの付属品がある衣類は洗濯用ネットに入れて洗濯したほうが安心です。
スニーカーランドリー
コインランドリーの中にはスニーカー専用の洗濯・乾燥機が設置されているところもあります。暑い夏の時期や靴が汚れやすい6月の梅雨の時期などには大活躍です。靴の汚れを気にすることなく、より積極的に観光を楽しむことができるでしょう。
言語の壁を乗り越える
日本語しか書いていないコインランドリーがある場合には、表記されているマークなどから選択メニューを判断するといいでしょう。
また、通常のコインランドリーではボタンを押す順番を番号で示しています。ボタンに表記されている番号を参考にするのもひとつです。
さらに、スイッチのオフやオンを意味する「切(kiru=OFF)・入 (ireru=ON)」、スタートを意味する「スタート (sutāto)」などコインランドリーでよく目にする日本語を覚えておくとコインランドリーをより簡単に利用できますよ。
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