EXPO2025 大阪・関西万博 見どころ&楽しみ方ガイド

©Expo 2025

大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で10月13日まで開催中の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、国内外の最先端技術や文化を紹介しています。今回は主なパビリオンの見どころや楽しみ方のヒントをお届けします!

公式サイト:https://www.expo2025.or.jp/
 

見どころ1.未来の都市 Future City

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「交通・モビリティ」や「環境・エネルギー」、「食と農」など様々な領域の知見や技術を集めた、都市生活の未来を体験できるパビリオン。

 

ALICE SYSTEM



1台のキャビンが自動車や鉄道、航空機、船舶に自動で接続し、目的地まで連れて行ってくれるという未来の公共交通システム。展示しているコンセプトモデルでは、窓に自宅やレストラン、病院など遠隔地とつないだイメージ映像が映し出され、座席脇のロボットアームが飲み物を注ぐなど先進的な旅の在り方を紹介しています。

 

空中感覚装置



超音波の最新技術を用いて、立体映像として映し出されるキャラクター「ニテオン」を、まるで実際に存在するかのように感触を伴って触れることができます。また、ニテオンは体験した人だけに聞こえる鳴き声も発します。遠隔地の人と触れ合うなどのコミュニケーションも取れるようになる、現実と仮想空間が近づく未来を提案しています。

見どころ2.大阪ヘルスケアパビリオン

提供:(公社)大阪パビリオン

提供:(公社)大阪パビリオン

提供:(公社)大阪パビリオン,㈱セブン-イレブン・ジャパン

来場者の健康データをその場で分析することで、25年後の自分と出会い、未来のヘルスケアや生活を体験できます。「カラダ測定ポッド」では、筋骨格や心血管、肌、髪などの健康状態をチェックし、それぞれのランクを算出。取り込んだデータを基に、来場者の25年後の姿が画面上に映し出されます。また、AIが来場者の身体の状態に合わせて必要な栄養や食材を提案する「パーソナルフードスタンド」をはじめ、美容や医療など多彩な角度から未来のヘルスケアを体感できます。

見どころ3.関西パビリオン

提供:関西広域連合

提供:大阪・関西万博きょうと推進委員会

滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9府県が参加し、各地の歴史や文化、現在と未来の姿を紹介しています。京都ゾーンでは展示内容を定期的に入れ替えながら、文化・食・産業・環境・いのち・観光の6つのテーマで京都の魅力を発信します。世界最大級の恐竜博物館がある福井県は、恐竜の繁栄、絶滅から未来を見つめる大迫力の4面映像のVR体験や化石を見つける体験型コンテンツが充実しているなど、各地域の個性を生かした展示になっています。

万博を楽しむTips

Tip1.一日で何館見られそう?

 
会場の面積は約155ha(ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの約3倍)と広いので、休憩時間なども入れた場合は一日で見て回ることができるパビリオンは多くても4~5館ほどが現実的。じっくり見るなら2~3館程度が目安です(att.JAPAN調べ)。
 

Tip2. 飲食

提供:FOOD & LIFE COMPANIES

提供:FOOD & LIFE COMPANIES



会場全体で約100店の飲食施設がそろいます。養殖魚を使ったおすしをメインにした回転寿司(※無くなり次第終了)やグルテンフリーのラーメン、植物由来のスーパーフードを使った和菓子など、サステナブルな食材を使ったメニューが目白押し。日本と世界の食の世界を堪能しましょう!
 

Tip3. 暑さ対策

氷のクールスポット

氷のクールスポット

混雑が予想される場所への冷房の配備や無料給水スポットの設置、遮熱アスファルトの導入などの対策を実施しています。会場南西部の「進歩の広場」には休憩所「氷のクールスポット」があり、自然エネルギーを活用した空調機で作った氷の冷輻射により、体をじんわりと冷やします。
 

Tip4. 手荷物

 
会場ではスーツケースやキャリーケース、カートなどの持ち込みができません。幅60cm、奥行き90cm、高さ40cm以下の荷物は持ち込み可能です(キャスター付きを除く)。
弁天町駅と桜島駅には、大型荷物などを一時的に預けられるスポット(1,000円/個)があります。

チケット

大阪・関西万博のチケットを購入するには、以下の3つの方法があります:

①「万博ID」を登録し、チケットの購入や来場日時の予約、パビリオンなどの観覧予約を行う

②万博IDが不要な「簡単来場チケット」を専用サイトから購入(事前予約が必要なパビリオンやイベントの予約・変更は不可)

③入場ゲート周辺の窓口で当日券を購入(混雑が予想される日は前日に公式サイトなどで告知の上で販売を中止)
 

チケットの一例

 
平日券(平日に1回入場可):大人(18歳以上)6,000円、12~17歳3,500円、4~11歳1,500円

夜間券(17時以降に1回入場可):大人(18歳以上)3,700円、12~17歳2,000円、4~11歳1,000円

一日券(会期中いつでも1回入場可):大人(18歳以上)7,500円、12~17歳4,200円、4~11歳1,800円

他にも様々なチケットがあります。
詳しい情報は公式サイトをチェック!:https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/

アクセス

会場行きシャトルバスの一例

 
新大阪駅から

阪急高速バス新大阪ターミナル(新大阪阪急ビル1F 3番のりば)
所要時間:30分
運行時間帯:7:30~18:00
料金:1,500円

大阪駅から

①うめきたグリーンプレイスバス駐車場
所要時間:40分
運行時間帯:9:00~19:50
料金:大人 2,000円 子ども1,000円

②マルビル大阪・関西万博バスターミナル
所要時間:30分
運行時間帯:8:00~17:35(平日)/ 7:40~17:40(土休日)
料金:1,000円

他にも関西地域の主要駅から直通シャトルバスが運行されています。
詳細は公式サイトをチェック!:https://www.expo2025.or.jp/expo-map-index/access/

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ライター
Mitsuki
富士山を望む静岡出身。韓国に4年、中国に11年住んでいました。大学・大学院時代は文学を専攻。街歩き、シティポップ、鉄道や車といった乗り物、高層ビルの展望台などが好きです。甘党です。

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