日本の酒シリーズ 【焼酎】

日本のお酒といえば、日本酒が有名ですが、日本では日本酒と同じくらい人気のあるオリジナルのスピリッツがあります。
今回は、バラエティに富んだ焼酎の魅力をご紹介します。

焼酎とは?

焼酎は、安価で楽しめる大衆的なお酒として、広く親しまれています。そのうち、日本独自の伝統的な製法により作られた、原料の風味豊かな焼酎を「本格焼酎」と呼んでいます。さまざまな飲み方で楽しめる本格焼酎は、どんな料理にでも合う食中酒として、日本人に愛されています。

さまざまな焼酎

焼酎は、原料によって、風味や味が異なります。ぜひ居酒屋で試してみてください。

・黒霧島(芋)
日本の名山「霧島山脈」の恵みを受けた、適度なミネラルを含む軟水を使い、「サツマイモ」を原料としています。甘みとスッキリ後味を楽しめる、ロックや水割りがおすすめです。

・いいちこ(麦)
シンプルで洗練された、クリアな味わいで、「麦」を原料としています。どんなお料理にも合うので、飲み飽きません。ロックや水割りがおすすめです。

・しろ(米)
「米」を原料としているため、くせが少なく、日本酒に近い感覚で味わえます。ソースや脂っぽいお料理にもよく合います。炭酸割りがおすすめです。

・瑞泉(泡盛)
沖縄地方のみで作られている焼酎の一種、泡盛は「タイ米」を原料としています。ロックやストレート、炭酸割でもお楽しみ頂けます。ウィスキーやワイン同様、ビンテージ物もあります。

焼酎の飲み方

焼酎は、ストレート、ロック、水割りなど、ご自身の好きなスタイルで楽しむことが出来ます。居酒屋で注文する時に参考にしてみてください。

・ストレート
素材本来の風味や味わいを楽しめます。

・ロック
原料の風味を冷たい口当たりとともに楽しめる、若者に人気の高い飲み方です。

・水割り
焼酎初心者におすすめ。アルコール度数を下げ、飲みやすくなり、清涼感を楽しむことができます。

・お湯割り
柔らかい口当たりになり、焼酎の甘みや香りを楽しむことができます。

・ソーダ割り
爽快感があり、最近人気が高い飲み方です。

・カクテル
様々な素材を用いたカクテルは焼酎の楽しさを大きく広げてくれます。

おすすめの蔵元見学・霧島ファクトリーガーデン

日本で人気の高い本格芋焼酎「白霧島」、「黒霧島」のこだわりの製造過程を見学できます。
工場見学は、事前に電話予約が必要です。(霧島酒造株式会社:+81-986-21-8111)

① 売上日本一の焼酎メーカーの工場を見学できます
② 地元宮崎の食を味わえるレストランがあります
③ ここでしか買えない、限定商品が購入できます

*工場見学の案内は日本語となりますが、英語、中国語、韓国語によるパンフレットがあります。

霧島酒造 公式グローバルサイトwww.kirishima-global.com/co/en/

住所 宮崎県都城市志比田町5480
アクセス JR都城駅よりタクシー約10分
電話番号 81986218111
営業時間 志比田増設工場 工場見学 11:00~、13:30~1日2回(所要時間30分)
URL http://www.kirishima-fg.jp/

おすすめの蔵元見学・いいちこ日田蒸留所

日本を代表する麦焼酎「いいちこ」の原酒や貯蔵酒のテイスティングができます。

① 焼酎全商品の試飲や限定の商品が購入できます※免税対応可
② 試飲ショップ、および工場内案内板には多言語表示があります(英、中、韓)
③ 工場内を自由に見学できます(無料)

住所 大分県日田市西有田810-1
アクセス 福岡市内から車で約1時間
電話番号 81973255600
営業時間 10:00~16:00
URL https://www.iichiko.co.jp/factory/

おすすめの蔵元見学・白岳伝承蔵

本格米焼酎「白岳」の製造工程や伝統的な「球磨焼酎」の歴史を学ぶことができます。

①8分程度の球磨焼酎の説明ビデオがあります
※日本語、英語、中国語(北京語)、韓国語の4カ国語に対応しています
②昔の米焼酎造りの再現をした展示物があります
③高橋酒造の米焼酎(梅酒などのリキュール)とその他28蔵元の商品やお土産が購入できます

住所 熊本県人吉市合ノ原町461−7
アクセス JR人吉駅よりタクシーで10分
電話番号 81966329750
営業時間 9:00~16:00(15:30受付締切)
URL http://www.denshogura.jp/

ヘルシーな焼酎

焼酎は、ヘルシーなお酒として、注目されています。第一に、糖質ゼロの低カロリー。
特に、本格焼酎・泡盛は、自然の原料だけを使っているので、添加物が入っていません。
第二に、本格焼酎・泡盛は血栓溶解効果が、赤ワインの持つポリフェノールの1.5倍あり、適量を飲むことで血液をサラサラにしてくれます。体に良いとお酒として、健康志向の日本人に人気が高いです。

焼酎専用の酒器

・黒じょか(鹿児島)
鹿児島で古くから伝わる焼酎をおいしく飲むための道具です。大切なお客様のために、前日から「水と焼酎」を混ぜ寝かせておいて、当日火鉢などの直火にかけて温めて飲んでもらう「おもてなし」をする文化があります。

・ガラとチョク(熊本)
熊本の球磨地方で古くから伝わる道具でガラは直接火にかけることができます。
あたためた焼酎はチョクという小さな盃に入れて、まろやかな味わいと香りを楽しむことができます。

このページの情報は 2018年7月の情報です。
ライター
att.JAPAN編集部
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