城崎温泉に来たらここも行かなきゃもったいない!att.JAPAN編集部イチ推しの兵庫県香美町の絶景&グルメスポット4選

風情のある温泉街「城崎温泉」で温泉を楽しんだら、もう少し西へ足を延ばし、「香美町」を訪れてみてはいかが?香美町は兵庫県北部に位置した海・山・里の豊かな自然に出会える街。今回は、自然の雄大さに出会える観光船や海の見える無人駅、海の幸をリーズナブルに堪能できるレストランなど、日本海側の香住エリアの魅力を余すところなくご紹介します!

城崎温泉から約30分の「香住駅」ってどんなとこ?

城崎温泉駅から特急「はまかぜ」に乗り約30分で行ける「香住駅」。香住は日本有数のカニの水揚げ地であり、冬になるとカニを目当てに各地から多くの観光客が訪れます。香住駅に着いたら、改札口上の大きな蟹のモニュメントが早速出迎えてくれます。
香住駅のホーム
駅前にもカニ爪のモニュメントがあります。ぜひここで記念写真を!

「かすみ海上GEO TAXI」で自然の神秘を間近で体感

山陰海岸ユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰海岸国立公園の一部、香住海岸を巡る観光遊覧船。運航距離や所要時間によって、「かえる岩・五色洞門(30分)」「青の広場・鷹の巣島(60分)」「めがね島・釣鐘洞門(90分)」の3つのコースがあります。今回私たちは60分コースを予約しました。なんでも「青の広場」はイタリア・カプリ島の「青の洞窟」に匹敵する美しさなんだそうです!
運航は天候によるので、予約するなら夏の午前中のほうが比較的波が穏やかでおすすめです。
かすみ海上GEO TAXIのりば

香住海岸は海食によってできた雄大な柱状節理や断崖、洞門、奇岩など、見事な自然の造形美を楽しめる景勝地です。船長が丁寧に見どころを一つひとつ説明してくれます!
高さ約70m、幅200mの国指定天然記念物「鎧の袖」。
柱状節理が見事な海食崖で、武士の鎧の袖に似ていることから名付けられたそう。
小型船だからこそ、小さい洞門にも近づくことができ、地上からは見られない景色が目の前に!
60分コースの最大の見どころ「青の広場」に到着。写真は8月上旬に撮影したものですが、船長によると、6月~7月の晴れた日の午前中は、日射角度によって最も綺麗なエメラルドグリーンの海が見られるのだそうです!確かにこの幻想的な海は一生に一度は見てみたい!

日光を遮るものが何もないので、日焼け対策をしっかりしていきましょう。

アクセス 香住駅から発着場所まで車で約6分、レンタサイクルで10分
営業時間 4月・5月~9月の9:00~16:00(詳しくは公式HPをご確認)
URL https://kasumi-geo-taxi.com/

おしゃれなレストラン「KAN-ICHI」で海の幸を堪能!

香住駅か徒歩5分のレストラン「KAN-ICHI」では、近くの漁港から運ばれた新鮮な魚介類をふんだんに使った料理を堪能できます!毎年11月~翌年3月までは冬の味覚の王様「松葉ガニ」、9月~翌年5月までには「香住ガニ」が食べられます。香住ガニは香住を代表する第2のブランドガニで、松葉ガニに比べて漁期が長いのが特徴です。
KAN-ICHI外観
天井が高く、開放感のある店内

今回は夏に訪れたのでカニはありませんが、カニ以外にも様々な絶品料理が楽しめます!
朝トレ ギョギョギョ定食。新鮮な刺身がたくさん食べられる、ここの人気No.1メニューだそうです!
生魚が苦手な人におすすめなのが、穴子の甘辛干し一本定食。
穴子の香ばしさとパリパリとした食感がたまりません!
初夏から夏にかけては、旬の「白イカ」をまるごと刺身でいただけます!
ほかにも但馬牛のハンバーグ定食やピザ、デザートもあるので、海鮮が苦手な方や小さい子供連れでも楽しめます。
香住ならではの名産品が揃うお土産ショップも併設されています。

アクセス JR香住駅から徒歩5分
営業時間 ランチ11:00~14:30 (L.O.14:00)、喫茶9:00~16:00 (L.O.15:15)、ショップ9:00~16:30
定休日 水曜
URL https://kan-ichi.jp/

餘部駅と余部鉄橋「空の駅」展望施設

香住駅からJR山陰本線に乗ること約10分、さらに西へ進むと、「海の見える駅」として鉄道ファンや写真愛好家に大人気の「餘部駅」があります。
餘部駅で車窓から眺める日本海。
餘部駅は地上約40mの余部鉄橋「空の駅」展望施設と直結しています。座ってゆっくり海を眺望できるベンチや、鉄橋下が見られるのぞき窓も!
車で訪れる場合、近くの「道の駅あまるべ」の駐車場で車をとめましょう。展望施設へ行くには、徒歩またはエレベーターを利用します。徒歩では急勾配の上り坂を10~15分歩くため、体力に自信のない方や猛暑日はエレベーターを利用するのがおすすめです。
無料で利用できる「余部クリスタルタワー」。全面ガラス張りのエレベーターで、昇りながら日本海のパノラマが楽しめます。
歩いてのぼる場合、途中で撮影スポットがあります。事前に電車の来る時間を調べておけば、このように余部橋梁×列車×日本海を1枚の写真に収められます!

さらに秘境の鎧駅

餘部駅からわずか3分の小さな無人駅、「鎧(よろい)駅」。下車すると、ホーム付近に地下道を発見。
「絶景へのちかみち(地下道)」とだけ書いてある看板があり、地下道を抜けると、小さな漁港の澄み渡る海と青い空が目の前に!斜面にはかつて港で獲れた海産物を鎧駅まで上げて運んだ運搬車の跡が残っています。都会にはない、小さな漁村の営みが垣間見えて、まるで物語の世界に入ったようでした。
ベンチもあります。次の電車が来るまで、ただただ海を眺めて過ごすのも贅沢ですね。

レンタカーも便利ですが、餘部駅~鎧駅の間だけに乗車し、プチ鉄道旅を味わうのもおすすめです。但し、無人駅のため切符が買えないので、車両内の運賃箱に入れる小銭を事前に用意しておきましょう。

日常の喧騒から離れ、豊かな自然に出会える香美町で、癒しのひと時を過ごしてみては?

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